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2024年7月11日
【ザ・チャレンジ】特別編◆コマツ(大阪府東大阪市)
壁紙のAI識別アプリ「かべぴた」
「日本DX大賞2024」ポスターセッションで優秀賞受賞


表彰式

 大阪の内装工事業者・コマツ(株)(小松智社長)は、さる6月21日(金)、東京・渋谷ストリームホールにて開催された「日本DX大賞2024」(主催:日本DX大賞実行委員会)のポスターセッションに参加し、同志社大学と共同開発した壁紙AI 識別アプリ「かべぴた」をポスターにて提案、見事に優秀賞を獲得した。

 「日本DX大賞」とは、日本のDX推進を加速するために事例を発掘し共有するためのコンテストで、自治体や民間企業などが取り組んだDX推進プロジェクトを表彰するもの。その一環であるポスターセッションは、DX推進やノーコード技術の活用についての取り組みを「1枚のポスター」にまとめてプレゼンテーションし競い合う。

 今年のポスターセッションには14社・者が選ばれ、その中に内装事業者としてコマツ(株)が参加した。


実際の「ポスター」


小松社長のプレゼンテーション


会場での様子

 会場ではポスター展示のほか、会場参加者およびオンライン視聴者に向けてプレゼンテーションを実施、コマツ(株)は小松社長自らマイクを持ち、「壁紙のAI 識別アプリ「かべぴた」~人力で数時間かかった品番識別が数秒で完結!」をテーマに「かべぴた」をアピールした。

 改めて「かべぴた」の概要を紹介すると、国内主要メーカー6社(サンゲツ、シンコール、東リ、トキワ、リリカラ、ルノン)の普及品壁紙約600種類をスマホで撮影するだけで瞬時に識別し、上位5品番のメーカー名、品番、掲載カタログを表示するというアプリケーションである。同志社大学と共同開発した「自動テクスチャ識別プログラム」によって、壁紙表面の微細な凹凸の形状、深さなどを判別して壁紙品番を特定、90%以上の精度で判定する。

 インテリア・内装業界では、建設会社やユーザーの要望で既存壁紙と同じ商品や似た品番を探すという作業が常態化しており、大きな課題となっていた。「かべぴた」を活用することでその作業が大幅に効率化できるようになる。


「かべぴた」操作画面

 プレゼンテーションで小松社長は、従事者が多く旧態依然である業界こそDXの波及効果が高いこと、「かべぴた」による改善の有用性などを熱く訴えかけた。その革新性と作業効率化が認められ、14社・者の中で2位となる優秀賞を獲得した。

 現地には(株)サンゲツやリリカラ(株)も応援にかけつけた。

 今回の優秀賞受賞に対して小松社長は「錚々たる企業が最終選考に残る中、栄誉ある賞を受賞できたことは、基幹システムを支えてくれた同志社大学、各メーカー、協力会社など、たくさんの想いの結晶です。皆様のご尽力に心より感謝申し上げます。現地まで応援に来てくれたサンゲツさんやリリカラさんには重ねてお礼を申し上げます。業界全体のIT化とDXを促進し、インテリア業種が建築業の中で最も魅力ある業種に成長し、若い力が芽吹き、建設業界全体が活性化していくことに今後も貢献したい」と語る。

 なお「かべぴた」は、現在AppStore、Google Playにて無料提供中である。




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