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2025年10月10日
【注目の新商品】壁紙裏打剥がし・糊拭き取り剤「RePIKA」 ナガイ
内装職人注目の壁紙裏打紙剥がし剤
塗布するだけで、簡単・キレイに剥がれる


リピカ 900ミリリットル

 現在、内装工事店や壁紙職人の間で大いに注目を集めているのが、(株)ナガイ(永井大嗣社長)が今年2月に発売した壁紙裏打剥がし・糊拭き取り剤「RePIKA」(リピカ)だ。

 壁紙の貼り替え工事において、常に問題となっているのが、既存の壁紙を剥がした際に、石膏ボード側に残る裏打紙である。ビニル壁紙は、表層面と裏打紙の2層構造となっているが、壁紙を剥がすと表層面だけが剥がれてしまい、どうしても裏打紙が残ってしまうのだ。

 内装制限のある建築物では、防火壁装仕上げとする必要があるが、裏打紙が残った状態の上に新たな壁紙を重ねて貼る形では防火壁装仕上げにはならないため、すべて剥がす必要がある。この作業が非常に大変で、まさに職人泣かせとなっている。

 また内装制限のない一般住宅であっても、裏打紙を残したまま(多くの場合、ランダムに残る)その上に壁紙を重ねて貼っていくと、その裏打紙の凹凸が新しい壁紙の表面に現れてしまうほか、将来的な剥がれの原因にもなってくる。

 「RePIKA」は、この残った裏打紙に塗布して、一定時間をおくだけで簡単に剥がすことができるという、画期的な商品なのである。

 さらに、もう1つの壁紙施工現場での困りごととなっているのが、施工中などに壁紙表面に付着してしまう糊の存在だ。たとえすぐに拭き取ったとしても完全には取り切れず、時間の経過とともに変色の原因にもなってしまう。

 この表面に付着した糊の拭き取りについても「RePIKA」は有効で、塗布して一定時間おくことで拭き取ることが可能となるのだ。

 「発売以降、非常に大きな反響をいただいております。発売当初は、糊の拭き取り剤として評価されましたが、時間が経つにつれて、裏紙剥がしの効果も高く評価いただけるようになってきました。コンプライアンス重視の方向性になってきているのだと感じています」と語る同社インテリア事業部の松島慎吾部長。

 それでは、実際の使用方法を説明すると、まず裏打紙の剥がし方については、水1リットルに対して「RePIKA」の原液を15ミリリットルの割合で希釈(厚手の裏打紙や天井面は40ミリリットル)し、砂骨ローラーで裏打紙に塗布する。その後、10~25分程度放置し、裏打紙に液体が十分に浸透してから剥がしていく。たったこれだけの作業で、きれいに裏打紙が剥がれていく。


壁紙裏打紙の剥離手順


糊の拭き取り手順

 続いて、壁紙表面に付着した糊の拭き取り手順であるが、同様に水1リットルに対して剥離剤を15ミリリットルの割合で希釈(頑固な付着に対しては30ミリリットル)、その液を糊が付着している箇所に刷毛などでたっぷりと塗布し、そのまま20~30分放置する。その後、スポンジなどを用いて円状に軽く擦っていき、次に濡れたウェスで表面を拭き取る。最後に乾いたウェスで表面を拭くと、糊がきれいに取れている。


 このように、裏打紙剥がしも糊の拭き取りも非常に簡単にできるわけだ。ちなみに、作業後に余った希釈した「RePIKA」は、容器に入れておけば保存が可能で、別の現場でも使うことが可能だ。

 「RePIKA」は900ミリリットル(定価1万3400円)と450ミリリットル(同8800円)の2種類用意。900ミリリットルで約210㎡の裏打紙を剥がすことができる。

 「最近は、壁紙から塗装仕上げに変更することも多く、塗装業界からも注目していただいています。これからのインテリアリフォームに必須のアイテムとなるのではないでしょうか」とのことであった。


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