施工イメージ
(株)LIXILは、アラミド繊維を用いることにより、従来の工法では実現できなかった既存壁を活かした耐震改修を可能とする耐震リフォーム工法「アラテクト」の技術を開発した。
同工法は、橋脚の補強や防弾服などにも使用される高強力繊維「アラミド繊維」を加工し、厚さ1mm以下のシート状にした「アラテクトシート」を、既存の室内壁の上から専用の座金・ビスで固定するだけの簡単施工で、構造用合板同等の耐力(5.3kN/m)を発揮するというもの。壁だけでなく、床や天井も解体することなくリフォームができるため、短工期・低コストで住まいながらの耐震改修工事が可能となる。
なお、「アラテクト」は、一般財団法人日本建築防災協会より住宅等防災の「技術評価」を取得しており(評価番号:DPA-住技-64)、設計、施工者は、事前に技術講習を受講する必要がある。それにともない同社では、4月より全国13会場で技術講習を展開、講習修了社より順次発売を開始する。
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