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2025年6月25日
ICA関西法人化記念式典を開催
「挑戦し続けるICを支える、母なる港のような存在になりたい」


挨拶する大西哉子会長

 一般社団法人インテリアコーディネーター協会関西(大西哉子会長、ICA関西)では、さる6月11日、大阪市都島区にある歴史的建造物、旧大阪市公館をレストラン、ウェディング会場として再生した、ザ・ガーデンオリエンタル・大阪において設立記念式典を開催、同協会の会員をはじめ、全国のIC関連団体、業界企業の関係者等が集まり、盛会であった。

 ICA関西は、フリーICが繋がれる場を関西に、との趣旨で、10名のメンバーによって、1997年6月に創立されたが、今年4月、一般社団法人の認証を取得して新たなスタートを切ることとなった。
 法人化の経緯などについては、本紙既報の大西会長のインタビューを参照していただきたいが、式典の冒頭、登壇した大西会長は、次のように挨拶した。

 「私たちはこれまで、ICの資質を内側から磨くことを重点的にやってきました。その価値と意味はいまも大切に受け継がれています。しかし、4年前のこと、前会長がある会合に出席した際、法人格を持たないのは当会だけだった、信用がないと感じたと、がっくり肩を落とした姿がいまも心に焼き付いております。結果的にそのことが転機となり、資質を内面から磨くということだけでなく、外側、つまり社会との信頼関係を築いていくことの大切にハッキリと気づきました」

 「『法人として何をするのですか』と最近よく聞かれますが、何かを打ち上げるということではありません。私たちがいま目指しているのは、いまこれをやるという単発的な施策ではなく、『関係を築くこと』です。地域の企業様、他団体様、教育機関、行政、多方面と繋がりを持ってICの力を社会の現場に届ける、これが私たちの答えです」

「もう一つ大切にしたいことがあります。ICA関西は、会員一人一人の挑戦を支え続ける団体であるということです。ICは自らの力で舵をとり、大海原へと漕ぎ出していかなければなりません。挑戦を続ける先には、嵐に遭うこともあります。風を受けたり、波をかぶったり、そんな時心細くなって、方向を見失いそうになることもあります。そんな時必要になるのは、心を整え、再び出航する力を養える港だと思います。私たちは、関西のインテリア業界における母なる港となりたいと思います」

 なお、式典では、テレビでお馴染みのエコノミスト・経済評論家の門倉貴史氏を講師に、基調講演「日本経済の行方とこれからのインテリア・住宅業界」が行われた。

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