医療の進歩や栄養状態の改善によって、ペットとして家庭で飼われている猫の寿命が延び、20歳前後まで生きることが珍しくなくなった。加えて、猫の宿命とも言える腎臓疾患を、食事で予防することが可能となりつつあるとか。これからは、猫が30年生きる時代が到来するという。
だが、これは果たして、猫の健康寿命が延び、活動的な期間が長くなるのか、それとも老後が10年延びるということなのか?
答えはまだわからない。
「もしも後者としたら、猫と暮らすためのインテリアも変わっていかざるを得ないですね」と語るのは、茨城県日立市を拠点に活動している、ICの迫間美香さん(Comfort主宰)である。猫は跳んだりはねたり活動的な幼少期〜青年期を過ぎると、その名の通り、ウトウト寝ていることが多い、省エネ型の生活が主になる。活動期を前提に作ったキャットウォークなどの遊具は、猫が年老いて使わなくなったら、人間が本棚や飾り棚としても使えることを前提に計画しておくといいのではないかと語る。ちなみに、迫間さん宅には、4匹の猫がいて、SNS等で楽しい暮らしぶりを公開されているので、ご存知の読者も多いだろう。
今回は、迫間さんがこれまでに手掛けた、数々のキャットインテリアの豊富な事例をもとに、猫と飼い主(一説に「下僕」とも言う)が、ストレスなく快適に暮らすためのインテリアづくりのポイントを伺った。
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