
十二支の先頭であるネズミ年の令和二年が始まった。十二支とは「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の総称である。
十二支の始まりは、紀元前1600年頃、中国最古の王朝である殷の時代と言われている。この頃、最も貴い惑星の一つとされていた木星が12年かけて天球を一周することが発見された。そこで毎年の木星の動きを把握するため、当時の人々は天体を12分割し、それぞれに漢字を当てることにした。元来、「子」や「丑」などの字に「ねずみ」や「うし」といった意味は無かったが、民衆に十二支を広めたいという権力者側の思惑から、動物の名前を当てはめるようになった。昔からビジュアル化が普及のための早道だったのである。
日本に十二支が伝わったのは6世紀の半ばで、江戸時代に入ると民衆の間で年回りや時刻を動物で表現する習慣が浸透するようになった。
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