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2025年9月16日
トミタ 「OMEXCO」社の特別プレゼンテーション開催


プレゼンテーションの様子

 (株)トミタは、さる9月9日(火)、「tomita TOKYO」2階にて、ベルギーを代表する壁紙ブランド「OMEXCO(オメクスコ)」のマネージングディレクター トーマス・デュベアー氏による「OMEXCO × tomita 特別プレゼンテーション ―オメクスコの歩みと未来 空間美へのビジョン―」を開催した。

 1976年にブリュッセル近郊で創業し、来年50周年になるオメクスコ。社名のOMEXCOは「OVERSEAS MARKETING EXPORT COMPANY」の頭文字をとったもので、当初はベルギーの優れたデザインの商品を海外に輸出をする事業からスタートしたという。

 創業当初から環境負荷の低減に努め、1990年に本格的な工場をつくって以来、工場の屋根には合計1242平米の太陽光パネルが設置され、壁紙の生産プロセスで使用する電力を賄っている。現在の生産数は自社工場が50%で、特別な技術をもつ工場は50%の割合だ。来年2026年には工場を拡張、雨水の再利用ができるシステムを導入し、より環境負荷の少ない施設で美しい壁紙を生産・提供することができるようになる。また無駄をなくすため、ほとんどの壁紙をメーター売りで供給するなど、サステナビリティを重点的に考える企業とし今後も進化していく。さらに商品的にも、近年は縦糸整形壁紙のコレクションが評判となったが、壁紙メーカーとしていち早く、より環境負荷の少ない素材として「不織布」を採用し、ビニール素材は一切使わないようになっている。

 今回のプレゼンテーションでは、今年9月4日に発表されたばかりの新作コレクションとして、堅牢性に優れ水拭きでのメンテナンスが可能な「HIGH PERFORMANCE(ハイパフォーマンス)」ファミリーに新たに加わったコレクション「ESSENCE(エッセンス)」、および「VIRGINIA'S GARDEN(ヴァージニアズ ガーデン)」を披露した。

 「HIGH PERFORMANCE」は、シルクやウールブークレ、リネン、ベルベットというテキスタイルの風合いをもっているのが特徴である。一方の「VIRGINIA'S GARDEN」は20世紀にあった英国の有名な庭園から着想を得ており、麻のサイザル繊維をベースに花柄をプリントし、夢のような庭園をイメージさせるデザインとなっている(「VIRGINIA'S GARDEN」は国内販売未定)。新作が紹介されると、イベント参加者が一斉にスマートフォンをかざして、新作見本帳の壁紙デザインを撮影した。

 プレゼンテーションでトーマス氏は、「壁紙はもう紙には戻らないでしょう」と語る。いまは宿泊施設なども、ビニール壁紙を使っているが、同等の堅牢さをもつ不織布壁紙があれば変えていくことになる、とのことだ。

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