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2020年2月15日
IDM 「エシカルインテリアシンポジウム2020」開催


シンポジウムの様子


第2部でのディスカッション

 インテリア関連団体(25団体)が連携し組織するIDM(Interior Design Meeting)の研究活動チームである「エシカルなインテリア研究会」(江口惠津子代表)は、2月14日(金)、東京・青山の「青山ウィメンズプラザ」にて「エシカルインテリアシンポジウム2020」を開催、インテリア企業関係者約60名が参加した。

 「エシカルなインテリア研究会」とは、昨今世界的に関心度が高まっている「エシカル」(倫理的・道徳的)の考え方をインテリアの視点から研究し、インテリア職能者(インテリアコーディネーター、インテリアプランナー、デザイナー、建築家など)の立場で、消費者とインテリアメーカーのエシカルに対する意識の向上を目指すことを目的にした活動である。2019年度は、(公社)インテリア産業協会のインテリア関係調査・研究活動助成事業にも採択され、エシカルの現状や消費者意識調査などを行ってきた。
 今回行われた「エシカルインテリアシンポジウム2020」は、その活動の成果を発表するものである。

 シンポジウムでは、第1部「エシカルを知る」(MC:江口惠津子氏/パネラー:冨田恵子、片柳通行氏、正木鈴子氏)として、エシカルの基礎知識から日本におけるエシカルの考え方、海外でのエシカルの関心度など、エシカルについて幅広い視点で解説した。また2015年9月に国連で定められたSDGs(持続可能な開発目標)も紹介、インテリア分野での目標も具体的に説明した。

 続く第2部「エシカルな視点でインテリアの可能性を探る」(MC:冨田恵子氏/パネラー:冨田恵子氏、佐藤勉氏、玉井清氏、高橋琢氏、江口惠津子氏)では、同研究会で実施したアンケート調査でみえてきた一般ユーザーのエシカル意識の実態をレポートした。同アンケートによると、「環境に配慮したインテリア製品」を購入したいユーザーは61%にのぼり、また「似たような商品ならば社会貢献できるものを選びたい」、「どれがエシカル製品なのかわかりやすくすれば選択の機会が増える」というニーズも高く、認証ラベルでの表示の必要性などが語られた。さらにインテリアメーカーに対しては、「環境や社会に配慮した製品を製造・販売していると知ったとき、イメージは良くなるか」との問に、「とてもそう思う」「ややそう思う」が計73%に達していることを紹介、エシカル製品への取り組み強化を提言した。

 江口代表は、「日本ではエシカルの認知度はまだまだですが、環境のことを考えて先をみて取り組んでいきたいと思っています」と語った。

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