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2019年12月7日
JAFCA 2020年の色「ヒューマンレッド」を発表


2020年「ヒューマンレッド」

 (一社)日本流行色協会(太田九州夫理事長/JAFCA)は、このほど「来年(2020年)の色」として「ヒューマンレッド」(Human Red、マンセル値:6.5R5/14、系統色名:ビビッドレッド)を、また「今年(2019年)の色」として、WEBにおける一般投票で1位となった「オレンジ」を発表した。

 JAFCAでは、2015年より、流行する色がその時代の生活者の気分と密接に関わっていることを広く周知し、色への関心を高めることを目的に、毎年1回、年末に、その年とその翌年のムードを象徴する色を発表している。これは、単に流行した色、あるいは流行する色という意味ではなく、その時代のムードを象徴する様々なキーワードを包含した、その年の「テーマカラー」と言えるもの。2020年の色「ヒューマンレッド」は、豊かな感情と身体の躍動を象徴する鮮やかな赤であるとのこと。デジタル化の中で失われようとしている人間性、感受性、創造性、心の交流など、豊かな人間性を表すという。また、環境問題や社会問題も、もはや黙って見過ごすのでなく、この先の未来をどう創造していくか考え、一歩踏み出す時期に来たとしており、血の通った行動やモノづくり、循環する血の色、未来へ進む人々の命の色であるとしている。さらには、東京オリンピック/パラリンピック開催を控え、国旗の日の丸に使われている赤は、選手のパワーと応援する側の熱気が混ざり合う非日常感、高揚感も象徴しているという。


「ヒューマンレッド」(Human Red、マンセル値:6.5R5/14、系統色名:ビビッドレッド)


2019年「オレンジ」

 ちなみに、5回目となる今回、初めてあらかじめ選んだ15色の中から、WEB を使った一般の投票により、「今年(2019年)の色」が選出された。1色となった「オレンジ」(15.1%)は、令和という新しい時代を迎え、フレッシュさや未来への期待を感じることができ、相応しい色だと思うという意見に加えて、新天皇の誕生をお祝いする気持ちは、オレンジの明るさ、温かみにつながるものがあったという声も。なお、オレンジは 2019年市場の人気色で、今年よく身につけ、目についた色だったという。

 2位は「茶色」14.7%。自然災害の多かった2019年、改めて自然の脅威を思い知ると同時に自然の大切さを感じた人が多く、土などのイメージから茶色が選ばれたようだという。また天皇陛下が即位礼正殿の儀でお召しになった黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)が茶色系であったこと、茶色も市場の人気色であったためよく目にしたといった意見があげられたという。

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