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2010年3月25日
YKK AP 窓リフォーム需要視野に「MADOショップ」全国展開へ


「MADOショップ」のロゴ



YKK AP(株)(吉田忠裕社長)では、建材流通店とパートナーシップを結び、窓リフォームの新店舗ブランド「MADOショップ」を4月より全国展開する。この「MADOショップ」は、建材流通店が窓リフォームの相談から診断、提案、契約、施工、アフター対応までを一括して行う、窓の専門アドバイザーとなるべく開設されるもの。当初は約100店舗体制でスタートし、2012年には300店舗展開を目指す。

「MADOショップ」の大きな特長は、専門スタッフが生活者の家へ出向き、納得感のある窓リフォームを行うため、科学的なアプローチで窓を診断する“窓診断サービス”にある。これは業界初の試みで、断熱性(赤外線放射温度計)、結露(デジタル温湿度計)、日射遮蔽(レーザー距離計)、防音性(騒音計)、防犯性(診断シートによるチェック)という点について客観的な評価を実施、現在の性能レベルを把握。そのデータから現状と改修後の性能レベルを4段階評価した「窓診断報告書」を提出し、暮らしの室を向上させる最適な窓リフォームメニューを提案する。
また、同社では「MADOショップ」の限定取扱商品として、室内施工により外窓を短い時間で交換出来る新工法「スマートカバー工法」(特許出願中)を展開していく。窓リフォームでは、ガラス自体の交換のほか、住宅版エコポイントで注目される「内窓」の設置があるが、効果が限定的だったり、既存の窓はそのまま残ったり。また、これまでの外窓交換では、既存の窓枠を撤去するため、外壁をカットするため、工事が大掛かりであること、2階の工事は足場が必要、雨戸付きサッシには取り付け出来ないなど、対応する窓に制限があったこと、工期が長く、騒音や粉塵が発生することなどの問題があった
他方、「スマートカバー工法」は、外窓の交換により、窓そのものの断熱性能の高い窓にリフォームし、住宅の省エネ効果アップを目指すもの。室内側から工事するため外壁工事や2階設置時の足場は不要で、雨戸付き・面格子付きなど様々な窓に対応、工事に要する時間は約2時間と、簡単に新しい窓に交換出来る。
「スマートカバー工法」に対応する新設窓は、アルミ+樹脂の複合窓「エピソード」シリーズ、樹脂アングル下枠形材断熱窓「エイピアJ」シリーズ、樹脂アングル窓「フレミングJ」シリーズ(6月対応予定)など。製作サイズは、W621~3795mm、H345~2205mm。参考上代価格は、「エピソード」Low-E複層ガラス、W1700mm、H1200mmで11万円(ガラス・窓額縁・消費税込み)、標準施工費2万5000円。発売は4月1日から。YKK APでは、初年度15億円の売上を計画している。

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