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2015年11月12日
LIXIL住研 Hondaと提携した日本初の燃料電池自動車対応住宅を公開



 (株)LIXIL住宅研究所と本田技研工業(株)の両社は、日本初の燃料電池自動車対応の普及型住宅「次世代レジリエンスホーム『家 + X』(いえプラスエックス)Powered by Honda」のコンセプトホーム(東京・柴又)を公開した。

 この「家 + X」は、地球温暖化、自然災害、高齢化、空き家問題、エネルギー自由化など多くの社会的課題に対し、家と自動車、家とエネルギー、家とテレビなど、7つの切り口で新たなソリューションを提示するもの。新しいコンセプトホームでは、LIXIL住宅研究所による、“住まいの消費エネルギーゼロ”の住宅をベースに、Hondaの電気自動車などのモビリティ、家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニット、そしてこれらを効率的に運用するエネルギーマネジメントシステムなどを導入、家と自動車とエネルギーの融合による新しい暮らしを提案するとともに、平常時は光熱費消費最小な暮らしを、また災害時にも長期間にわたり、安全で自立可能な生活の実現を目指しており、来春以降をメドに、国土強靭化時代、エネルギー自由化時代に対応した住宅としての商品化に向け、実証実験に取り組む。





 具体的には、「家 + X」は、一般販売を見据えた住宅に、燃料電池自動車から電力を供給出来る機器を設置した初めての事例であること。燃料電池自動車を“動く電源”として連携・活用することで、災害時や停電時、通常の商用電力が届かない状況でも、約7日間は生活し得るだけの電力を供給出来るという。また、「HL2スーパーレジリエンスシステム」の採用により、世界基準の断熱性能と太陽光発電システムを導入した、住まいの消費エネルギーゼロを実現する住宅に、停電時に自立出来るガスエンジンコージェネレーション「エコウィルプラス」、地域価格連動型の災害に強いLPガス(レモンガス(株)と提携)をセットで提供する。

 このほかに、災害時に、戸別に避難指示を出してくれる次世代テレビの導入、スマホなどと連動した、小さなロボット端末を通じて家族を見守り、絆を育むだけでなく、心の状態を把握出来る「家+BOCCO」をはじめ、起床から睡眠まで、人体のサーカディアンリズムに即した照度・輝度・明度を調整出来る「色温度可変照明」、子供の家庭内事故減少・軽減を目指す「カメレオンクッション」「衝撃吸収床」「R出隅」などのキッズデザイン、中二階のオープンな空間で、階段に座って壁面に映し出した映像を楽しめる「オープンスペースシアター」、ライフステージの変化に間取りを変更出来る「一室空間提案」、38〜42度の低温、100%近い高湿度空間で体を癒し、美肌効果が期待出来る「ナノミストサウナ」、聞き取りにくい音や声を聞きやすくする「調音パネル」などなど、多彩に提案している。

 なお、LIXIL住宅研究所の今社長によると、『家 + X』の商品化に当たっては、同社がFC展開するアイフルホームなど既存ブランドの垣根を越えた商品とするか、第4のブランドとして立ち上げるか検討しており、改めて発表したいとのこと。また、レモンガスが展開していない地域では、他のLPガス企業との提携を考えていくという。

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