「木造密集地域」をリノベーション
一般社団法人リノベーション住宅推進協議会(内山博文会長)は、「リノベーション EXPO JAPAN 2014」の一環として、「第4回リノベーションアイデアコンペ」を開催するが、このほど応募作品の登録受付を開始した。
今年のアイデアコンペのテーマは、「萌える防災」である。これは、2020年の東京オリンピックに向け建て替えが進む「木造密集地域(以下、「木密」)」を対象にアイデアを募るもの。木密エリアは、将来想定されている震災や火災で、大きな被害を受ける危険性があるとして、建て替えの重点地域に認定されているが、他方で、吉祥寺のハモニカ横町のように、人が生き生きと暮らす上で、重要な拠点となっていることも否めない。いま行政主導で建て替えが進む中で、木密地域ならではの、「良さ」を残しつつ、「防災」もカバーできる、古い建物を改修して使用する行為を発端としながら、地域活性の領域など、発想の転換を伴う多様な領域・視点を提供する包括的なソリューションとしてのリノベーションのアイデアを募集している。
応募資格は、個人・グループ、年齢・職種・職歴不問。提案内容は、建築的なアイデアはもちろん、ビジネスモデルや制度、サービス、まちづくり手法、メディアなど、ジャンルを問わない。審査には、社会デザイン研究者(カルチャースタディーズ研究所代表取締役)の三浦展氏を審査委員長に迎え、建築・不動産業界の審査員に加えて、ライフスタイルプロデューサー村上萌氏、南房総リパブリック代表理事で「週末は田舎暮らし」の著者、馬場未織氏など多様な審査員となり、多角的に評価される。
一次審査入選作品は、9月~11月に全国各地で順次開催される「リノベーションEXPO JAPAN 2014」で展示された後に、11月3日(月・祝)の公開プレゼンテーションを経て、上記審査委員による最終審査を行う予定。
なお、作品提出締め切りは、来る9月8日(月)17:00(必着)。
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