タブレットでの操作
山田照明(株)は、最新の無線技術により、ワイヤレスで電球色や昼白色など、色温度の調整が可能なソリューション型照明制御システム「ECO wine」を発表した。
「ECO wine」は、照明器具が置かれた環境にコントローラー(Smart Gateway)を設置することで、最大120台の照明を強固なメッシュネットワークで個別に認識、自由にグループ分割制御し、様々なシーンやスケジュールに合わせてコントロールすることが出来る。また「ECO wine」の設定や操作にはタブレット端末を使用しており、Smart Gatewayと無線LAN接続したあと、インターネットブラウザを開いて、グラフィカルなメニュー画面が展開される。なお、接続には、無線LAN(WiFi)のほか、広く使われている近距離無線通信規格ZigBeeをベースとして独自に改良したメッシュネットワーク、さらに世界的に普及が進んでいる「EnOcean」にも対応している。「EnOcean」は、動作、振動、温度など、極めて小さい「ハーベストエネルギー」を活用して無線スイッチやセンサーを駆動する電池不要の画期的なソリューション規格で、我が国の照明機器に利用されるのは今回が初めて。
「ECO wine」は現時点では照明をコントロールするだけであるが、既に双方向型の仕様となっていることから、今後は消費エネルギーの見える化に取り組むとともに、ビルや施設等の中央監視システムとの連携も図り、空調やカーテン、ブラインドとの統合制御を実現したいとしている。
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