「熊本 楡木の家」
YKKAP(株)は、不動産から建築、アフターフォローまでのワンストップサービスを提供する銀杏開発(株)と共働し、中古戸建住宅の性能向上リノベーションを実証するプロジェクトとして、「熊本 楡木(にれのき)の家」に取り組み、このほど完成した
同物件は、熊本市の住宅街に建つ築42年の旧耐震基準の戸建住宅を、現在の新築住宅の基準を超える「断熱」「耐震」性能にリノベーションしたもの。不動産事業者ならではの視点から「中古住宅購入+性能向上リノベーション」を同時提案し、良質な不動産をマーケットへ創出することで中古住宅市場の活性化に取り組む。
断熱性能の向上には、YKKAPでもっとも断熱性能の高い高性能トリプルガラス樹脂窓「APW-430」へ入れ替えたことなどで、住宅の断熱性能が改修前の約4倍に向上、北海道並みの断熱レベルを実現した。耐震性能向上では、YKKAPの開口部耐震商品「FRAMEII」 を採用、震度6強の地震でも倒壊しない耐震等級3相当の強度まで高めた。
同物件は、2020年7月の竣工から約2か月間、両社のコンセプトモデルハウスとして事業者や一般向けに公開し、安全・安心で健康・快適な住生活をおくることができる「性能向上リノベーション」のノウハウ提供や地域への情報発信に活用された。
「熊本 楡木の家」の内装
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