スマートフォンの操作画面
さて、肝心な点は「HomeLink」に連動した「ホームタコス」が、スマートホームの一員としてどのようなことができるようになるのかということだ。
まずはスマートフォンやタブレット端末、音声によって「ホームタコス」が操作できるということが挙げられるが、スマートホーム最大の魅力は、単体ではなく複数の機器を同時に操作できる点にある。
そのポイントは主に3つ。1つはタイマー操作である。例えば、起床時間などに合わせてカーテンやブラインドを開け、照明やテレビの電源を同時に入れる、というように時間を指定しての操作が可能となる。
2つ目は生活シーンに合わせた操作だ。「おはよう」「おやすみ」「ただいま」といったさまざまな生活シーンにあわせて、製品の動作を設定しておくことで、カーテンやブラインドを含めた複数の機器を一括で操作できる。「HomeLink」の画面上からボタン1つで操作でき、スマートスピーカーを経由して音声でも操作が可能となる。
さらに3つ目として、スマート温度計やGPS機能を活用した自動操作である。例えば、室温が28度を超えた場合に、自動でエアコンが作動しカーテンやブラインドが閉まる、あるいは帰宅時に最寄りの駅まできたところで、GPSが作動し、お風呂のお湯張りをはじめるといった操作である。
この他、外出先でもブラインドの開閉が可能で、長期間留守にする場合の防犯対策としても有効だ。
このように、「HomeLink」とシステム連携することで、「ホームタコス」は単なる電動製品からスマートホームを構成する重要な役割を担う存在に進化した。窓まわり市場の新たなニーズを創出する武器として提案していきたい。
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