■東リ
全体のテーマは、「『素材』を活かした空間づくり」。日本の伝統工芸の良さを採り入れた素材系壁紙、素材をリアルに表現した不燃化粧材など、ハイグレード品を中心にラインナップした「東リグランウォールコレクション」をはじめ、細部へのこだわりと確かな品質という東リのモノづくりの精神を表現した「Japan Design」とトレンドテーマ「心地よさの追求」を掛け合わせたタイルカーペット「GXシリーズ」、微細チップを積層したインレイド構造による奥行きある色調表現と、表面の凹凸加工による光の陰影が特徴の「NSシート」等を展示した。
■トーソー
12月2日新発売のレース付きバーチカルブラインド「デュアルツイン」が特に注目された。この「デュアルツイン」は、ルーバーの間に、遮熱とミラー機能がある専用レースを配置し、日中は外からの視線を遮りながら、室内に入る光の量を調整できるもの。バトン操作で全体を開閉できるので、植物への水やりや、洗濯物の取り込みにベランダへ出るなど、「ちょい開け」機能がある。このほか、同日発売の収納専用「ハンギングバーH-3」では、棚板にボルト止めできるブラケットを採用したほか、新色としてグレーも追加された(許容荷重30kg)。
■ニチベイ
2024年にモデルチェンジされたロールスクリーン「ソフィー」、たて型ブラインド「アルペジオ・ソーラー V」、店舗・オフィス・住宅用間仕切り「シャレード・シャレードエスタ」を中心に、住宅向け商品からコントラクト向け商品まで幅広く展示。中でも、英国ヴィクトリア・アルバート博物館とのコラボで新発売された「V & R」では、アーカイヴからセレクトしたウィリアム・モリスやモリス工房のデザイナーによる素材のままではなく、カラーやリピートなど、日本のインテリアに合わせてやり取りを重ね、「ソフィー」として商品化したものである。
■リリカラ
「白だけじゃない! 家がいちばん落ち着くカラーコーディネート」をテーマに、(株)色彩塾代表の勝馬ちなつ氏がカラーコーディネートした、ナチュラル、プレイフル、モダン、シックという4つのテーマを、リビングと水回りとして具現化した空間展示を展開した。また、定番のビニル壁紙見本帳「V-WALL」や、2025年発売予定の新製品から、ホテル・マンション向けのモダンかつベーシックな防炎カーテンシリーズ「Sentio」、キッチンや水回り、賃貸などに向けた全点抗菌・防カビ・耐次亜塩素酸仕様のクッションフロアなどを先行公開した。
■ルノン
SUMINOE グループとして出展。1960年創業の同社が発行する織物襖紙集「しんせん」は第30集で、令和の時代に生きる、旬の新製品として、「『景』ある暮らし 自然と暮らす、四季折々。」をテーマに、ありのままの自然をダイナミックに表現した「松鷹図」、ジオメトリックに遊び心あるあしらいが特徴の「松葉」のモチーフ、伝統的な意匠をシンプルかつダイナミックに表現した「臥竜梅と松」という来年2月発売予定の新作を展示。このほかに、ルノン壁紙の人気ブランドである、「NORDIC Board」や「幼児の城」も注目された。
■YKK AP×WTP×LIBA GROUP
3者合同により、現在話題となっている補助事業「先進的窓リノベ2024事業」に対応した「窓リフォーム」の提案を行った。YKK APからは内窓「プラマードU」を展示、WTPはさらに断熱性を高めつつ装飾性も兼ね備えたウィンドートリートメント提案を行った。またLIBA GROUP では内窓「プラマードU」の施工実演を1日5回、計15回実施、インテリア専門店でも手軽に施工が可能な点をアピールした。さらに既存窓と内窓の間にスリムタイプのブラインド設置。インテリアならではの窓リフォーム提案を行った。
■ミマキエンジニアリング
デジタルプリント技術を活かして立ち上げた、デジタルプリント壁紙・化粧フィルムシリーズ「アルティスタ」をインテリア業界に初披露した。ブースでは日本画家・大竹寛子氏による華やかなデザインを壁紙や化粧フィルム、ファブリックなどさまざまな素材をプリントしてシーン展示を行った。また1台でポリエステルやコットンなどさまざまな生地にプリントできる捺染顔料転写システム「TRAPIS(トラピス)」も紹介した。
■カーテンコール
JAPANTEXに初出展し、電動カーテンシステム「アンコール」を提案した。「アンコール」は、一対の2つのレールを左右にスライドさせて長さの調整・固定ができる電動カーテンレール。切断加工などが不要で、ドライバー1つで簡単に取り付けが可能となっている。手軽だが高性能でWi-Fi にも直接接続でき、スマートスピーカーでの音声操作も可能。ブースではそれら電動操作のデモンストレーションも行った。
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