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2024年8月28日
【この人に聞く】
(一社)日本テキスタイルデザイン協会(TDA) 理事 矢澤寿々子 氏
「mini mimi expo 2024」を大阪デザインセンターと開催!


矢澤寿々子 氏

繊維を中心としたサステナブルな
プラットフォームとしてイベント発信。


 2030年のSDGs目標達成が叫ばれる中、脱炭素化に向けた取り組みの一環で、繊維産業における膨大な産業廃棄物をどうするかが、世界的な課題となっています。

 ファストファッションなどにおいて、生産されすぎた衣服の焼却はドキュメント映画にもなり有名ですが、意外と知られていないのは生地ミミ。織物が生産される際に必要とされる生地ミミという廃棄物の存在と、それらが生地生産後に焼却されCO2を発生させているという現実です(一つの織物工場で、1週間100キロもの生地ミミが廃棄されています)。

 私たちTDAのデザイナーは、現実を目の当たりにしたこと以上に、生地ミミというふわふわでもしゃもしゃな可能性をふんだんに含んだ素材に魅せられました。
 「こんな素敵な素材を焼却するなんてもったいない!」という思いのもと数名で立ち上がり、2019年に「TDAミミプロジェクト」を発足、今年で5年目になります。
 織物工場から発生する廃棄物(生地ミミ)をアップサイクルするプロセスを楽しみつつ、生地ミミの素材の面白さとその生産背景をみなさんに知っていただき、新たなアート作品として生まれ変わらせることで、社会プラスのインバウンドを与えるべく活動を推進しております。

 TDAでは、この「ミミプロジェクト」を通じて、産地ごとに進められて来た生地ミミ活用に関する取り組みを実際の素材をもとに紹介するとともに、協会の役割として廃棄物でしかなかった生地ミミをしかるべき場所へお届けするシステムを確立し、ネットワークの拡大にさらに取り組んでいきたいと考えております(下図参照)。



 2022年には、「日本ホビーショー」への招待展示を始め、活動の輪を徐々に広げ、特に昨年から(一財)大阪デザインセンターとの共催により、「mini mimi expo」を開催しています。これは、大阪万博が開催される2025年をゴールに、3カ年計画で開催しているもの。
 2回目の今年は、10月4日(金)~9日(水)、繊維の街である大阪・船場の(一財)大阪デザインセンター2号館において、「Meguru(日本各地から生地ミミをフィーチャリング、それぞれの産地のSDGsをめぐる)」をテーマに開催します(入場無料、シンポジウムは有料。期間中、6日(日)はお休み)。

 今回は、特別企画として、「学生限定mimi - award 2024」を開催予定です。同アワードでは、大学生・専門学校生・高校生を対象に、生地ミミを使ったアート作品、デザイン作品(プロトタイプを含む)を公募し、ノミネート作品(約40点)の中から、グランプリ(賞金5万円)、準グランプリ(同3万円)ほか、各審査員賞を選出します。
 ノミネート作品は会期中会場に展示され、受賞作品は、巡回展、東京のショップでの販売、アート作品オンラインショップでの紹介・販売の機会が与えられます。
 詳細については、アワードのホームページをご参照ください。
 
 また、TDAでは現在、この「mini mimi expo 2024」への出展企業を募集中です。
 対象は、織物関係企業、縫製関係企業、商社、学校関係、繊維関係組合、個人作家ほか、古繊維から再生させるものづくり企業が参加されます。
 様々な立場の方がこのサステナブルでクリエイティブなイベントにご参加くださり、小さなベクトルが束なり、大きなベクトルになりますことを願っております。

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