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　避難時に急いで家から出る際、滑って転ばないように、たとえ転んでもケガをしにくいようにするため、カーペットは欠かせません。階段や階段下はとくに敷いておかねばならない場所です。

　インテリア業界のレジェンド、町田ひろ子先生も著書「賢く美防災」において、カーペットの防災性の高さを説いています。

　町田先生は著書のなかで、「災害に負けない住まいづくりを通して、豊かな暮らしやインテリアを実現する」という“美防災”を提唱し、カーペットは重要なインテリアエレメントの一つであるとしています。

　その上で、カーペットの防災性にまつわる自身の体験談（大地震で棚からウイスキー瓶などが落ちても、カーペットがクッションの役目をして全く破損しなかった）を示しながら、「日本の住まいのインテリアはフローリングが全盛です。もう少し見直されてもよい床材がカーペットだ」と訴えます。

　こうした安心・安全面に加え、カーペットは「何と言っても色彩やパターンが豊富」であることからインテリア性も高く、“美防災”のコンセプトに合致した床材ということです。今回ご紹介した内容は冊子「新訂カーペットはすばらしい」のトピックスページにも掲載しています。是非、ご覧下さい。（日本カーペット工業組合事務局）

引用図書「賢く美防災　災害に負けない豊かな住まいとインテリア」（著者：町田ひろ子、発行：ぎょうせい、2013年）

【お知らせ】　
　冊子「新訂カーペットはすばらしい」はPDFファイルで公開しています（無料でダウンロード可能）。
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