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2024年1月26日
【連載 カーペットはすばらしい】日本カーペット工業組合
令和6年能登半島地震
カーペットでお役に立ちたい

*プレゼント企画あり



 2024年、最初の連載回(第15回目)です。今年もよろしくお願い致します。

 1月1日に発生した能登半島地震により、お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表し、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 被災地の皆様の健康と安全をお祈りするばかりですが、報道などを見る限り、避難所での生活は相当厳しいものであることが伝わってきます。1月中旬時点で、1万5千人以上(ピーク時は3万人以上)の方々が避難所での生活を強いられています。こうした被災者の方々をサポートするため、私たちカーペット業界ができることは、やはりカーペットを救援物資としてお届けすること。

 体育館などの避難先で冷たい床にカーペットを敷き、少しでも体の冷えを緩和していただきたい。カーペットであれば床から舞い上がるホコリの量を抑制するため、「病原ホコリ」を吸い込む可能性も低くなると見られます。
 他の床材よりカーペットは滑りにくく、もし転倒したとしてもケガのダメージは小さいので安全です。夜に気になる歩行音(振動)も抑えることができるでしょう。





初動時にカーペットを

 近年、大きな地震が起こるたびによく耳にするのが、日本の避難所環境の劣悪さ。大勢の被災者が体育館で雑魚寝する状況は100年前から変わっていないそうです。

 海外の先進国では避難所として家族ごとに大きなテントが割り当てられ、その中にはカーペットが敷かれているとのこと(参考資料:PRESIDENT Online 2022.3.10)。

 用地の確保などの問題で、今後も体育館を使わないといけないのであれば、まず床にはカーペットを敷くということにしてはどうでしょうか。

業界全体で支援へ

 当組合は2011年3月の東日本大震災ではタイルカーペット1万㎡、ラグなど3万㎡、2016年の熊本地震ではNIFと共同でタイルカーペット5300㎡などを救援物資として提供いたしました。
 今回の地震に対する対応については、現時点(1月16日)では未定ですが、被災地の要望に応じて、物資の取りまとめに動きたいと思います。
 避難所での使用はもちろん、今後建設される仮設住宅などでもお役に立てるはずです。
 被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。(日本カーペット工業組合事務局)


【お知らせ】 
 冊子「新訂カーペットはすばらしい」はPDF ファイルで公開しています(無料でダウンロード可能)。当組合ホームページにアクセスしてください。

【読者プレゼント】
 記事の感想をお送りいただいた方の中から抽選で3名様にカーペット(ラグサイズ)をプレゼント。応募は下記リンクから。

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