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2022年11月11日
【この人に聞く】『ハイムテキスタイル』『ドモテックス』共同インタビュー
環境対応、サステナブルは共通テーマ
両展同時視察で世界トレンドを掴む


竹生氏(左)と川津氏(右)

 『ハイムテキスタイル』(2023年1月10日〜13日)および『ドモテックス』(2023年1月12日〜15日)が、いよいよ3年ぶりに通常開催される。

 コロナ禍でも世界のインテリアトレンドは刻々と変化し続けている。その変化を肌で感じるためには国際見本市は絶好の機会となる。会期が近い両展を同時に視察することで、変化の流れはより深く実感できるはずだ。

 そこで今回は、特別編として『ハイムテキスタイル』日本窓口であるメッセフランクフルト  ジャパン(株)の川津陽子氏、および『ドモテックス』日本窓口のドイツメッセ日本代表の竹生学史氏に共同インタビューし、両展の見どころを伺った。

 ――『ハイムテキスタイル』の見どころをお聞かせください。

 川津 今年はサマースペシャルとして6月に時期をずらして開催しましたが、出展者は約800社と小規模でした。来年1月は2200社以上(50カ国・地域)の出展者が集まる3年ぶりの通常開催となります。その間、テキスタイルは実物を見ていただかないと意味がない、ということでオンライン開催もしてきませんでした。まさに待ちに待ったリアル展となります。
 見どころは、やはりトレンドエリアです。今回は「テキスタイルマター」をテーマにテキスタイルの重要性を改めて考えるという非常に興味深いもので、特にリメイク、リサイクル、サステナブルなど環境対応が重要な切り口となっています。

 ――『ドモテックス』はいかがでしょうか。

 竹生 『ドモテックス』も同様に、オンライン展は実施しませんでした。やはりリアル展にこだわっているということです。その中でメインテーマに設定されたのが「FLOORED BY NATURE」です。会場内では特設展示エリア「グリーンコレクション」を新設し、サステナビリティや環境配慮、フェアトレードなどにフィーチャーした製品展示をはじめ、カンファレンスやアワードなどを行います。

 ――環境対応、サステナブルは両展に共通したテーマということですね。

 川津 ヨーロッパの環境意識は、日本とは比較にならないほど高まっています。両展を視察することで、より強く実感できるのではないでしょうか。
 特にポイントとなるのが素材です。トレンドにおいてもリサイクル素材、自然由来、循環型など素材提案がメインになっています。

 竹生 『ドモテックス』でもキーワードは素材ですね。また素材開発をベースにした企業の環境への取り組みにも注目です。
 テキスタイル、壁紙、寝具、そして床材も含めて、トータルでご覧いただくことで、欧米のインテリア企業における環境への取り組み方、そしてそれを通じて日本に足りないことなどが見えてくるのではないでしょうか。

 ――しかしながら、コロナ禍で海外出張自体が難しい状況でもあります。

 川津 確かに日本国内では、まだまだそうした傾向はあります。他産業の見本市でも、日本企業の出展者、来場者は大きく減少しています。
 しかし、世界はもはや通常モードに入っています。例えば、お隣の韓国ではさまざまな見本市で政府が後押しする形で大規模なパビリオンが展開されています。その他のアジア諸国も海外への意識は旺盛です。日本だけが乗り遅れてしまわないかと不安になります。

 竹生 先日のインタビュー(2022年9月10日号)でもお話ししましたが、私もまったく同感です。産業を問わず日本企業全体が世界の動向から取り残されつつあります。
 『ハイムテキスタイル』と『ドモテックス』への視察を通じて、日本のインテリア業界の皆さんに世界のインテリアトレンドを感じていただきたいと思っています。
 ちなみに、フランクフルトとハノーバーは東京と名古屋くらいの距離感で、実はそれほど遠くはありません。ICE(高速鉄道)に乗れば2時間半くらいで到着します。せっかくドイツに行くのであれば、ぜひとも両方の見本市を見ていただきたいですね。

 ――ありがとうございました。

 
■問い合わせ

【ハイムテキスタイル】
メッセフランクフルト ジャパン(株)海外見本市チーム (電話03-3262-8444)

【ドモテックス】
ドイツメッセ日本代表 (電話03-6403-5817)

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