日本の壁装業界は忍び寄る危機に気づいていない。これは無理からぬことで、人間は渦中にドップリ浸っていると自らの立ち位置が分からなくなる近視眼現象に陥るからである。それを回避するには、壁紙業界の現状と問題点をマクロとミクロの複眼思想で考察すると厳しい昨今の状況を3次元的に理解できる。では日本の壁装業界の問題点と進むべき道は何だろうか。
先月、インテリアデザインRの笠原女史が主催したオンラインセミナー【フリース壁紙とデジタルプリント】の講師を担当した。
そこで日欧の壁紙比較を説明すると共に、対比図を「インテリア閑話」の前号にも掲載したが、それを要約すると次のようになる。
■日本の壁紙は、プロ職人が施工する新築物件を主要対象とした壁紙!
■海外の壁紙は、DIYでの施工を前提としたリフォーム重視の壁紙!
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