
新築着工戸数が減少していく中でカーテンの市場規模を維持・拡大していくためには、掛け替え需要の掘り起こしが不可欠である。もはやこれは、カーテン業界関係者にとっての共通認識であり、いかにして長期間におよぶ掛け替えサイクルを短くしていくのか知恵が絞られている。
その代表的な施策が季節感の演出だろう。秋冬の寒い時期は、暑い夏の時分に購入した寒色系のカーテンから暖色系のカーテンに掛け替えてもらう。これが発展していけば、秋冬用と春夏用のカーテンを2セット持つようになり市場規模が2倍になるわけだ。
トレンド感の演出も掛け替え需要開拓に向けた施策の一つである。国内外で発表されるカラーやデザインのトレンドを一般ユーザーに伝えていくことで、今掛かっているカーテンのデザインが流行遅れだということを認識してもらい掛け替えにつなげるわけだ。洋服なら当たり前なのだからカーテンにトレンドを感じてもらうこともできるはずだ。
また抗ウイルスなど時流に対応した機能面での提案も考えられるだろう。
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