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2020年8月10日
【ザ・チャレンジ】ANYFROOM
「女性の継続的雇用の確立」テーマに
オンライン相談サービス『anytime』スタート


東京サテライト外観


東京サテライト内

 「今回の新型コロナウイルスによって、オ新店・リニューアル店ンラインによるコーディネート相談の可能性が拓かれたと考えています。オンライン相談が浸透すれば育児中、あるいは転勤で遠隔地に行ってしまったとしても継続的に仕事ができるようになります」とその意義について語るのは、『anytime』プロジェクトを担当する中川綾菜さん。

 『anytime』の事業コンセプトは「anywhere」(どんなところでも)、「anytime」(どんなときも)。場所や時間にとらわれずに働ける。これはまさにインテリアショップの働き方改革なのだ。

 もちろんユーザーにとっても、『anytime』は「ウィズ・コロナ」時代のニーズを捉えた利用しやすいサービスとなっている。

 対応するWEB会議ツールはzoom、Skype、Google Meet、MS teamsの4種類で、ユーザー側が使い慣れたツールを選択できるようになっている。

 またオンライン相談の予約時には事前にメール等でヒアリングを行い、プレゼンボードやウェブカタログなどを準備して当日を迎えることで商談をスムーズに進めていく。

 オンライン相談後には提案した商品情報や見積書などをメールで送信、生地サンプルの送付にも対応する。

 また実際にオンライン相談を行うのは名古屋、東京、大阪の各拠点のスタッフ(ユーザーの居住地で担当を決める)で、出張可能エリアであれば訪問しての提案にも対応するという。

 「新規のお客様だけでなくOB顧客の方々に対するアフターフォローのツールとしても活用していくつもりです。当店ではネット通販(ECサイト)を行うつもりはありませんが、オンライン相談はネットのメリットを活かせる接客ツールとして積極的に活用していきたいと思います」と中川さん。

 サービス開始から間もないものの少しずつ利用者も増えているそうで、オンライン飲み会などでWEB会議ツールの利用に慣れているユーザーも多いことから、商談自体も非常にスムーズに進んでいるとのことだ。

 「若いスタッフがほとんどですから、すぐに出産、転勤ということにはならないとは思いますが、将来を見据えてこの手法を確立していきたいと思っています」と織田リーダー。今後も女性の力で業績拡大を目指していくとのことであった。

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