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2020年5月10日
【インテリア専門店かく闘えり ウィズ・コロナ特別編】
エムザインテリア館(埼玉県朝霞市)/アプラ(千葉県松戸市)



 新型コロナウイルスの収束が見通せない中、外出の自粛、それにともなう店舗の営業自粛は、長期間にわたって定期的に行われることも見込んでいく必要がありそうだ。こうした厳しい経営環境にあって、新型コロナウイルスが常に身近にある状態、いわゆる「ウィズ・コロナ」を踏まえた新たなビジネスモデルの取り組みがはじまっている。 

 今号ではそのウィズ・コロナ対策として「オンライン相談」に取り組むインテリア専門店を紹介したい。

 

エムザインテリア館(埼玉県朝霞市)
対面販売に近い「オンライン相談」システム
収束後は新ビジネスモデルに発展させたい 


休業を決めたエムザインテリア館



 埼玉県朝霞市にショップを構える『エムザインテリア館』(エムザジャパン(株)・松本祥司社長)は、オーダーカーテンを中心に家具や照明、小物類までのトータルコーディネート提案を得意とするインテリア専門店である。 

 近年は、このトータルコーディネートをパッケージとして住宅メーカーに提供するB to Bビジネスも拡大しているが、メインは一般ユーザー向けの前売り事業で、やはり今回のコロナショックでは業績に大きな影響を受けたという。それに加えて、社会的な営業自粛の流れから多くの業種の店舗が臨時休業するなどインテリア専門店も難しい判断に迫られていた。 

 「当社の場合は、『感染させない・感染しない・大切な方の命を守る』をスローガンに臨時休業を決めました。実際に休業をはじめたのは4月11日からですが、休業期間中に何をすべきか、3月末から検討し準備を進めてきました」と語るのは、松本祥司社長である。 

 ショップは使えない、ユーザーとは直接的な接触はできない、という中で松本社長が取り入れた施策がビデオ通話を活用した「オンライン相談」だ。 

 「電話での相談対応という方法もありますが、当社ではお客様の前に顔を出すことにこだわりました。実際に表情を見てもらうことでこちらの雰囲気も伝わりますし、ショップ内で行えば映像の背景に売場も写りますから安心感も持っていただけます。何より、これまでの対面販売の雰囲気を、もっとも感じていただけると考えました」 



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