
「RoomClip住文化研究所トレンドレポート2025-2026」
住生活の領域に特化したソーシャルプラットフォーム「RoomClip」を運営するルームクリップ(株)は、12月3日、オンラインのプレス発表会を開催。投稿写真や検索キーワードなどのデータを基に2025年の住まいと暮らしのトレンドや注目キーワードを選出する「RoomClip住文化研究所トレンドレポート2025-2026」を下記のように発表した。
1位:日本リバイバル……昭和・平成の記憶やかたちを単に懐かしむのではなく、現代の暮らしに積極的に取り入れようとする動き。和モダンやジャパンディといったインテリアスタイル、国産地域材の再評価など、複数の潮流が重なり合う複合的なトレンド。
2位:3畳私室……仕事、ゲーム、トレーニング 、ペット用など、趣味やライフスタイルに寄り添った一人時間を過ごすための「私室」。スマホをはじめとした個人用デバイスの普及や趣味嗜好の多様化により、家族世帯でも一人ひとりが異なる時間と空間を求める時代へ、用途に特化した、新しい個室のかたちが生まれている。
3位:複合冷房……生命に関わる夏の暑さの中、電気代の高騰や環境への配慮もあり、エアコン頼みの冷房から、窓際の遮熱カーテンや日除けシェード、断熱リフォーム、サーキュレーターやスポットクーラー、冷感寝具など多層的な組み合わせの対策が。
4位:推し壁……壁面を活用した、手軽に始められる「推し活」スペース。
5位:スマート防犯……カメラやスマートロック等のIoT機器が、防犯のみならず子供の見守りや置き配対応など、暮らしの多目的インフラとして定着。
6位:リビング再編……「テレビとソファ」という定型から脱却、家族共有の場でありながら、学習や推し活など空間を多機能に編集する動きが急増。
7位:ジェスモナイト……水性アクリル樹脂素材を使ったトレイやオブジェ作りが人気。
8位:丸テーブル……住宅面積の縮小傾向に対し、動線を確保しやすく空間を広く使える点が評価。家族の心理的な距離を近づける効果も。
9位:自給系家庭菜園……物価高騰を背景に家計を支える仕組みとしても増加。
10位:生成AIインテリア……生成AIで自宅のインテリアを変更する動きが台頭。
なお「RoomClip住文化研究所トレンドレポート2025-2026」の詳細は、本紙インテリアビジネスニュース12月25日号に掲載予定。
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