「住宅エコリフォーム推進事業」対象工事
国土交通省は、ストック住宅の省エネ化を推進するため、住宅をZEHレベルの高い省エネ性能へ改修するリフォームを支援する「住宅エコリフォーム推進事業」を実施、9月14日(水)より事業者登録と交付申請受付を開始する。
対象となる工事は、開口部、躯体などの断熱化工事、設備の効率化に係る工事で、令和4年9月1日以降の契約かつ事業者登録後に着手した工事。具体的には①省エネ診断、②省エネ設計、③窓・ドアの断熱改修、④外壁、屋根・天井または床の断熱改修、⑤エコ住宅設備の設置で、①と②と③〜⑤は併用でき、④⑤を申請する場合は③が必須となる。建替えも対象となる。
補助額は省エネ診断が費用の1/3、省エネ設計が費用の1/3、省エネ改修については戸建が工事費の11.5%、マンションが工事費の1/6。補助上限額は戸建が51万2700円/戸、共同住宅が2500円/平米、マンションが3700円/平米。申請する補助額の合計が5万円未満は対象とはならない。›
「住宅エコリフォーム推進事業」の利用には、まずは補助事業者として事業者登録が必要となる。登録受付期間は令和4年9月14日〜令和4年12月16日まで。同事業はデジタル庁が運営する補助金の電子申請システム「jGrants」を使用するため、事業者登録の前に「GビズID」の取得が必要となる。「GビズID」の取得には約2週間を要するため早めの手続きをおすすめする。
(出所:国土交通省)窓・ドアの断熱改修のモデル工事費。この金額に補助率(戸建が工事費の11.5%、マンションが工事費の1/6)を掛けると補助額が推計できる。実際の補助額は実際にかかった工事費で計算される。
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