(株)川島織物セルコンは、「2020-21年秋冬パリ・ファッション・ウイーク」(Paris Fashion Week/パリコレ)において、ファッションブランド「KOCHE」(コーシェ/デザイナー:クリステル・コーシェ)が披露した新作ドレスの生地を提供した。
同社では、織物の未来と100年後の川島織物セルコンを考える活動のひとつとして、 これからの時代を担う気鋭のファッションデザイナーとのコラボレーションを継続的に行っている。コーシェは、現在同社が準備を進めている企画展「織物屋の試み展 Vol.2」に参画予定のデザイナーで、企画を進める過程で自身のブランド「コーシェ」のコレクションでの生地の利用を希望、ドレス生地の提供が実現した。
コレクション用の生地は、コーシェが得意とする「ジャージー素材をパッチワークのように張り合わせた作品」からインスピレーションを受け、西陣織の伝統技術である「引箔」を用いて製作した。古着のジャージーを再利用し、裁断して糸状にしたものを使用し、織物に仕上げた。
クリステル・コーシェ
なお「織物屋の試み展 Vol.2」では、コーシェがこの企画のために考案したイメージを川島織物セルコンで織り、椅子に張って発表する予定。
■クリステル・コーシェのコメント
今回のショーでは、2つのドレスを川島織物セルコンに提供してもらった生地で作っています。その技術は本当に素晴らしいです。このパッチワークジャージーはとても完成度が高く、大変にクチュール的です。
川島織物セルコンのクラフトマンシップに満ち溢れたアートピースのような織物を作る仕事ぶりはとても感動的で、私も大きな刺激を受けました。
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