新シリーズ「Smayell」
「Vカット製法」によるノイズレスな意匠
YKK AP(株)は、木質インテリア建材シリーズを20年ぶりに全面刷新、新シリーズ「Smayell(スマエル)」を、6月2日(月)に新発売する。
同社では、これまで木質インテリア建材シリーズ「LAFORESTA(ラフォレスタ)」として室内ドア、収納、フローリング、階段、窓枠、造作材などの木質系建材を展開してきた。今回は多様化するインテリアのニーズに対応するため全面刷新、シリーズの名称も一新し室内ドア・引戸を中心にフルリニューアルした。
メインとなるドア・引戸は、空間に溶け込むノイズレスなデザイン、トレンドを取り入れたカラー・デザイン、安全設計という3つをポイントにリニューアルされた。
まずノイズレスデザインとして木枠に20ミリのスリムタイプを採用、壁と扉の境界を目立たないようにした。また扉木口の仕上げに独自の「Vカット製法」を採用、表面材から木口までを1枚の面材で巻き込むことで表面と木口に継ぎ目のない一体感のある意匠を実現した。
次にカラー・デザインについては、定番の使いやすいカラーライン「Smayell Standard」(15々柄)に加えて、トレンド感のあるカラーを揃えた「Smayell Trend」(10色柄)をラインナップ、水彩調の木目柄やペイント調のマットな柄、素焼き調などこれまでの室内ドア製品にはないデザインを提案する。扉デザインについても「Smayell Standard」に25デザイン、「Smayell Trend」に11デザインを展開し485通りの組み合わせを提案する。さらにフローリングのバリエーションも約2倍の20色に強化、ドアとフローリングをあわせた空間コーディネートが可能となった。
安全設計に関しては、引戸にYKKとの共同開発した「ソフトクローズ機構」を搭載、ゆっくり静かに閉まるため安全性が高まる。また業界初の機構として、扉に衝撃が加わっても外れにくい部品を搭載する。
記者発表の模様
この他、プロユーザーの業務効率アップ策として、従来60分ほど時間を要していた積算時の図面拾い出し作業をAIを活用することで大幅に短縮するサポートサービスを7月を目処に提供する予定である。
同社では、4月9日(水)にYKK60ビルにて「Smayell」発売に関する記者発表を実施、魚津社長はインテリア建材の売上目標として、今回発表した木質インテリア建材「Smayell」とアルミインテリア建材「famitto(ファミット)」を合わせて、2028年度までに現状の2倍の200億円を目指すとした。
トレンドを取り入れたカラー・デザイン
魚津社長
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