抗菌生地「Shield Plus」コーディネートイメージ
(株)イオニアが輸入・販売を手掛けるイギリスの生地メーカーPanaz社は、優れた抗菌力で20年以上の販売実績を持つ抗菌生地「Shield Plus」(シールズ・プラス)について、このほどイギリスの試験機関「Microbiological Solution」にてコロナウイルス類(Feline Coronavirus)の検証を実施、抗菌効果があることを確認したと発表した。今回試験した「Feline Coronavirus」は、現在世界的に蔓延している「COVID-19」(新型コロナウイルス)とは異なるが、同じコロナウイルス類であることから同様の効果が見込まれるとしている。
「Shield Plus」の抗菌のメカニズムは、生地表面に水素、炭素、シリコン、窒素などの重合反応によって針のような形状をつくり、そこに菌(ウイルス)が付着すると刀のように刺して1時間以内に破壊させるというもの。1つの菌(ウイルス)に対し25本の針が対応するようになっている。
銀などの重金属を使用しないため環境にも身体にも優しく、また消毒液のように効果が薄まらないことから生地が傷まない限り半永久的に効果が持続する。コロナ類の他、MRSAや黄色ブドウ球菌の滅菌作用、カビの抑制効果なども確認されている。
「Shield Plus」はカーテン、椅子張り、クッションなどに対応する。無地の多色展開の他、デジタルプリントにより多彩なデザイン生地もラインナップする。価格はカーテン生地が7000円/m、椅子張り生地が8900〜1万5400円/m。問い合わせは(株)イオニアまで。
抗菌のメカニズム。刀のような表面が菌(ウイルス)を突き刺す
破壊された菌(ウイルス)
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