「エピソードNEO」施工イメージ
断面図
YKKAP(株)は、アルミ窓並みの価格帯を実現した新アルミ樹脂複合窓「エピソードNEO(ネオ)」を、2017年4月より地域別に順次発売、アルミ窓市場の高断熱化を加速させる。
同社はこれまで、スタンダード樹脂窓「APW330」や高性能トリプルガラス樹脂窓「APW430」など樹脂窓を基軸に高断熱化を推進してきた。他方、種別でみると依然として出荷量の約半数が断熱性の低いアルミ窓となっている。これは樹脂窓が高価格帯であることに加えて、建材流通店による部材組み立て供給というビジネスモデルの中に、完成品で提供する樹脂窓が扱いにくいという状況になっていた。
今回発売する「エピソードNEO」は、価格対応に加えて、こうした市場環境に配慮し、建材流通店による部材組み立てに対応する製品となっている。建材流通店での組み立てに配慮し、枠接合部からの漏水防止のための独自機構「ダブルストップ構造」を開発・導入した他、木ネジを改良し作業性をアップさせた。
この他、窓としての機能もアップ、引手の改良やたてすべり窓では半開状態でストップするセーフティーストッパーも新たに導入した。網戸についても眺望性や通風、防虫機能に優れた「クリアネット網戸」を標準装備する。
なお同社では、12月12日(月)に記者発表会を実施、冒頭の挨拶で堀秀充社長は「現状の樹脂窓出荷比率2割を、この「エピソードNEO」投入より2020年までに8割まで高めたい」と目標を語った。
堀秀充社長
|
|