ソコイタリグランドエアー
東リ(株)のタイルカーペット「ソコイタリグランドエアー」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2014年度グッドデザイン賞」を受賞した。
「ソコイタリシリーズ」は、日本人の美意識(底至(そこいた)り)をベースに、「フリーハンド」「流し貼り」「組み合わせ」をコンセプトとして新たな空間提案を行ってきた東リのタイルカーペットブランド。2004年に第1弾が発売され、上質な空間の演出に貢献してきた。今回の受賞商品「ソコイタリグランドエアー」は、シリーズの第4弾で、大気の湧き上がるさまから発想した湧気文(ゆうきもん)と風紋を想起させる地模様の2柄で構成している。
審査員からは、「パイルの高低による粒感、光沢糸とマットな糸が紡ぐボリューム感によって、既存のタイルカーペットにはみられない新たな質感を醸成している。日本人の粋を目指すコンセプトのもと、プリントパターンではなく、多段パイルの技術と糸の組合せによって独特のパイルの粒感をつくりあげ複雑な質感をもたせたことを評価した。無地調でありながら無方向で流し貼りができる点もすぐれており、「湧気文」と「地模様」2柄を組み合わせることによる空間スケールでの演出性が高い」との評価を得た。
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