• ホーム
• 業界
• 商品
• ｺﾝﾄﾗｸﾄ

• ﾘﾉﾍﾞｰｼｮﾝ
• 特集
• 本紙紙面

リビングボード一体型キッチンを「CASE 008」

オープンクローゼット

　「CASE 008 / PLAN A」のモデルルームは、東京メトロ銀座線・⻘山一丁目駅徒歩5分、東京メトロ千代田線・乃木坂駅徒歩8分に立地する、昭和53年建設のマンションの一室。間取り1LDK（専有面積35.61平米）の空間を、オリジナルの大型木製框引き戸で、寝室とリビングスペースを間仕切ることで、ドアを開放してゆったりしたひとつの空間にしたり、天井いっぱいまでの高さをもたせることで、空間に広がりや一体感を作り出したりと、コンパクトさを感じさせない工夫が施されている。また、リビングボード一体型キッチンを「CASE 008」オリジナルで製作。これまでの〈RE : Apartment UNITED ARROWS LTD.〉プランではアイランドキッチンを採用していたが、今回の「CASE 008」では背面キッチンとし、キッチンに並行して飾り棚、TVボードを意匠に併せて作り、限られた空間に広がり感を創出。天板は使い勝手やメンテナンス性を考え、人造大理石のシーザーストーンを使用し、壁面も天板のグレーと色を合わせた高品質のセラミックタイルを採用し、部屋の意匠を統一している（照明計画はユナイテッドアローズ社の店舗デザインを担当する部署が手がけており、オブジェやアート、おしゃれなキッチン用品などを飾って映える演出的な照明となっている。またモデルルームの家具についても、同社がプランに合わせてセレクトしたものである）。

　さらに、シンプルで機能的なアイアンバーと木調の飾り棚を組み合わせた寝室のオープンクローゼットは、アイアンバーを前後に配置することで、洋服を見せながら収納することが可能で、リビングのオリジナル家具に合わせて水平に通った飾り棚が空間全体の一体感を演出している。このほか、建具の枠をなくすことで扉と壁を一体化し、空間をすっきりとみせたり、玄関の框を斜めにデザインし、空間を広く見せたりと、細部にも行き届いた配慮とこだわりは、スケルトンからリノベーションしているからこそ。

　今後、両社では、次の展開として、（RE : Apartment UNITED ARROWS LTD. 「MASTER PLAN C」）のデザインを検討中とのことで、成り行きが注目される。

家具セレクト