「広がる屋根」イメージ
大きな開口を実現
(株)リビタとYKKAP(株)は、リビタが展開する戸建て住宅リノベーション事業「HOWS Renovation(ハウス リノベーション)」において協働し、YKKAP商品を活用した性能向上リノベーションを実証するプロジェクト物件「広がる屋根」に取り組み、このほど竣工した。
「広がる屋根」は、横浜エリアの新興戸建住宅地に建つ築37年の木造在来構造の住宅を、断熱と耐震について、一般的な新築住宅の性能を上回るレベルに性能向上を行ったリノベーション事例である。
断熱性については、住宅における熱の流出入が最も多い窓を、高性能樹脂窓「APW330真空トリプルガラス仕様」などの断熱窓へ入れ替えたことなどで、住宅の断熱性能が改修前の3倍以上に向上、耐震性向上に対しては、開口部耐震商品「FRAMEⅡ」を採用、窓を減らさずに開口部の耐力壁量を増やしたことで、震度6強の地震でも倒壊しない強度を実現した。さらに大きくなった屋根の上には芝生が広がり、また窓からの眺望・日照・通風に配慮するなど「自然エネルギーとの共生」を試みた、これからの時代に求められる最先端のリノベーション事例となっている。
同物件は、一定期間両社のコンセプトハウスとして事業者向けに公開し、ノウハウの提供や啓発に活用した上で、販売後もエネルギー収支や光熱費の定点観測など、性能向上の実証を行なう予定である。
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