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特集

2013年10月14日
JAPANTEX2013インタビュー
JAPANTEX2013実行委員長 西田武司氏に聞く
リノベーションをクローズアップ ビジネスのヒントとなる情報満載


西田武司実行委員長

インテリア業界最大のイベントである「インテリアトレンドショー第32回JAPANTEX2013」の開催が迫ってきた。
昨年から「ホーム・ビル&インテリアWEEK」という冠の下、建築系展示会「ジャパンホームショー」との合同開催を実施、インテリアから建築関連まで幅広い情報が集結したことで、来場者から高い評価を得た。2年目となる今回は、会場構成もより一体化するなどパワーアップした内容で行われる予定だ。
開催を目前に控え、昨年に引き続きJAPANTEX実行委員長を務める西田武司氏に、今年の見どころについて話を伺った。(インテリアビジネスニュース本紙10月10日号より)


――今回のJAPANTEXは「リノベーション」が重要なテーマになっていますが、その理由についてお聞かせください。

今年は「しあわせ+インテリア 暮らし*素敵にリノベーション」という開催テーマを掲げました。
現在は消費税増税に向けた駆け込み需要の影響で、新築着工数も増加傾向にあります。今年度は百万戸近くまでいくのではないでしょうか。しかしこれは一時的なもので、中長期的に考えれば少子高齢化や人口減という中で新築着工数は70万戸前後にまで低下すると予測されています。そうなれば、新築需要ばかりを狙っていてはビジネスが成り立たなくなります。やはりストック住宅を中心としたリフォーム・リノベーションの市場開拓が重要になってきます。
もちろんこれまでも、リフォーム・リノベーションの重要性は言われ続けていましたが、なかなか前には進みませんでした。もっと本気になって業界全体で取り組んでいくために、「リノベーション」というテーマを設定したわけです。
また、この「リノベーション」には、ライフスタイル自体も根本的に変えましょうという提案も含まれています。豊かな暮らしを送るためには、その時々の環境によって、住まいはもちろん、ライフスタイルも変化させていく必要があります。
つまり住まいとライフスタイルの2つをリノベーションしましょう、という提案です。

――主催者企画の見どころについてお聞かせください。

主催者企画については、当然ながらその「リノベーション」を意識したものが多くなっています。まずメインとなるテーマ展示ですが、「アクティブシニアの別寝室」「おひとりさま マンションの改装」といった具体的なライフスタイルを設定し、リノベーションを実施したマンションという形で、実物大のモデルルームを提案します。とても見応えがありますので、ぜひご期待下さい。
そして好評のセミナーやトークショーもリノベーションをキーワードに、多数の専門家を招いて行います。実際にビジネスの最前線で活躍されている講師の方々ですので、明日からの商売のヒントになると考えています。
この他、新しい企画として、「インテリアコーディネーター1000人が選ぶ、お勧め商材コンテスト」を実施します。これは各出展者がイチオシ商品をエントリーし、それにICが投票し優秀商品を選ぶというものです。受付でICの登録番号をご提示いただければ参加いただけます。参加者にはクオカードプレゼントもいたしますので、ぜひご参加ください。

ところで、会期中はこうしたイベントやセミナーを多数実施しますが、それらの開催状況やスケジュール、会場マップなどの情報をすべて集約する「情報ステーション」を、会場入ってすぐ右側に設置しています。担当者が常駐していますので、ご不明な点がありましたらお越しください。スマートフォンの充電もできるようになっています。

――「ジャパンホームショー」との連携はいかがでしょうか。

昨年は初めてということでしたので、会場構成に一体感がありませんでしたが、今回は中央の大通りをはじめ、通路に連続性を持たせるなど会場を一体化させます。これにより、さらに回遊しやすく、見やすくなると考えています。
今後の課題としては、お互いが連携して内容を良くしていくことはもちろんですが、「ホーム・ビル&インテリアWEEK」として、インテリアファブリックスや建築関連商材だけでなく、家具や照明も含めて住宅・インテリアをトータルで展開するイベントにすることだと思っています。例えば東ホールすべてを関連イベントで占めるような、本当の意味での「ホーム・ビル&インテリアWEEK」にしていきたいですね。
また昨年からは、インテリア専門店さまの協力を得て「ホーム・ビル&インテリアWEEK」を業界全体で盛り上げていく企画も行っています。こちらもさらに一体化できるような形に進化させていきたいと思います。

――来場者目標は両展で4万名ですが、誘致の状況についてはいかがでしょうか。

これについては、過去の来場者へのご案内や会員企業の働きかけ、ホームページやメルマガ、ツイッター、フェイスブックなどあらゆる媒体を通じてPRを行っています。またリノベーションをテーマにしていますので、新たにリフォーム関連業者への勧誘も強化していくつもりです。
それから、今年はテーマ展示やセミナーなどで多くのインテリア関連団体にご協力いただきました。また「ホーム・ビル&インテリアWEEK」として多くのインテリア専門店さまに参加していただいています。このようにインテリアファブリックス業界のイベントとして関わっていただける方が増えれば、JAPANTEXに対する意識も高まり、来場者数もアップしていくものと期待しています。

――最後に業界に向けてメッセージをお願いします。

ビジネスは何よりも情報をしっかり得ることが原点です。じっと待っていても情報は集まりません。ぜひJAPANTEXの会場に足を運んでいただき、ビジネスのヒントになる情報を得て欲しいと思います。

――ありがとうございました。

■「JAPANTEX2013」特集
「第32回JAPANTEX2013」10月23日(水)~25日(金)に開催
「JAPANTEX2013」特集1 注目のセミナー・トークセッション
「JAPANTEX2013」特集2 インテリア専門店向け企画「WTPセミナー」
「JAPANTEX2013」特集3 メイン企画「テーマ展示」はリノベーション実例紹介
「JAPANTEX2013」インタビュー 実行委員長 西田武司氏に聞く

■「JAPANTEX2013」主要出展者情報
川島セルコン 「JAPANTEX2013」は「はじまる。」テーマに出展
サンゲツ 「私らしく、空間づくり」テーマにJAPANTEX出展
スミノエ 「創立100周年」をテーマにJAPANTEXに出展
東リ 「JAPANTEX2013」「HOSPEX Japan2013」に出展
タチカワ 「JAPANTEX2013」に出展
トーソー 「JAPANTEX2013」の出展概要を発表
ニチベイ リプロデュースをテーマに「JAPANTEX2013」に出展

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