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特集

2012年11月17日
【連載】Interian Color――喜んでいただけてなによりです!
(社)日本パーソナルカラリスト協会 渡部尚子氏


茜で染められたスカーフです

先般、神奈川県横浜市にあるショッピングセンターにおいて、日本パーソナルカラリスト協会が制定した「人と色の日 自分色記念日」イベントを開催いたしました。これは、「パーソナルカラーの普及、色彩での社会貢献」という協会の設立目的に沿って、センター内の一角をお借りして、簡易のパーソナルカラー診断会を開催したものです。

当日は秋晴れのとてもいい天気。総勢17名の色彩診断士が準備をはじめたときには、事前にホームページや館内で告知していただいた効果もあり、十数人待ちが出たほどの好調なスタート。終了の時刻まで一度もお客様が途切れることなく、最後には数十人の方をお断りしたほどの大盛況のうち、無事に終了いたしました。最終的には300名以上の簡易色彩診断を実施することができました。
ショッピングセンターという場所柄、家族で来店されるお客様が多く、このイベントにもたくさんの方々が家族で参加してくださったのが、とても印象的でした。お父様、お母様、そして子供さんたち。一人で並んでくれた男の子や、「私もやりたい!」と自ら手をあげて、家族を引っ張ってきてくれたお嬢さん。何をしているのかわからないけれど、「やってみたい!」と大騒ぎしてくれた小さな男の子など。実にさまざまな方々が、それぞれの思いのもとに参加してくれました。
はじまる前は少々不安げな様子でも、お帰りには皆さん笑顔で「楽しかった!」と言ってくれました。どの方も自分に似合う色には関心が強く、またお母様はお子さんの洋服選びに、またご主人様のネクタイ選びの参考にと、熱心にご家族の色彩診断の様子を見ていました。色で家族の絆やつながりを感じられる、まさに色の大きな力を感じたひとときでした。なにより楽しんでいただけたのが、とても嬉しいことでした。
色には不思議な力があると思います。かつて私が立ち会ったある初老の女性が色彩診断の後、「これからの人生がとても楽しくなりました」と笑顔で言ってくださったあの言葉は、今も私に力を与えてくれます。色はさまざまなところで、有効に力を発揮してくれるようです。高齢者社会において、福祉やボランティアはますます重要性をおびていきますが、これを支えるのは人の気持ちです。喜んでくださる人がいるからこそ、仕事に、ボランティアに力を注ぐことができるのだと思います。色で人を幸せにすることができるのなら、とても素敵なことだと思います。

さて、だんだんと涼しい季節から寒い季節へと移り変わっていく今日この頃です。実は春に負けず劣らず、この季節は自然の中でも鮮やかな風景が広がります。紅葉はもちろん、菊やコスモスやシュウメイギクなど。秋を彩る花々は春と趣向を変えて、華やかさの中にも大人っぽく落ち着きのある雰囲気を感じます。木の葉や花々も、自分たちを見て心が和んでくれることを、喜んでいるような気がします。

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