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特集

2012年6月9日
【連載】Interian Color――好きな色を上手に使いましょう
(社)日本パーソナルカラリスト協会 渡部尚子氏


大好きな黄緑で揃えてみました

朝のテレビ番組でよく流されている今日の運勢。「今日のラッキーカラーは・・・」というコメントに耳を傾け、思わずその色の服を着て出かけることはありませんか?
ちなみに、私はたとえラッキーカラーでも、自分に似合わない色の服を着ることはあまりありません。誰でも好きな色をお持ちだと思います。中には、自分にとっての「永遠のラッキーカラー」を決めていらっしゃる方もいるかもしれません。しかしながら、パーソナルカラーの考えでは、好きな色と似合う色は、必ずしも同じとは限らないのです。自分の好きな色が、かえって顔色をくすませたり、寂しげな印象になったりするようでしたら、残念ですがその色は顔から離したところ、たとえばボトムスやバッグなどに使うほうが得策だと思います。もちろん、好きな色と似合う色が一緒である人もたくさんいらっしゃいます。なにより、「赤が好き」ならば、あなたに似合う赤を選ぶことができるのも、パーソナルカラーなのです。

同じように、好きな色に囲まれて暮らしたい、と思われる方も多いと思います。自分にとって好きな色は、気分を楽しくさせてくれます。ただし、これも色のさまざまな効果や色による現象を把握しておく必要があります。たとえば、「赤」は自律神経の中でも交感神経に働き、「青」は副交感神経に働く、といわれています。「赤」が好き、というのが高じて、たくさんの赤いインテリアを置く場合、部屋全体が暖かく感じられ、脳が刺激されて心臓や神経が活発に働きます。部屋全体を赤く統一してしまうと、興奮状態が続き、具合が悪くなってしまうかもしれません。「青」の部屋では、呼吸や気分を安定させる効果はありますが、逆に冷静になりすぎて、寂しくなったり孤独を感じたりしてしまうかもしれません。

色にはさまざまな効果があります。それぞれの色の効果、または色と色の組み合わせにより、たとえば大きさが違って見えたり、重さが違って見えたり、また気分が変わることもあります。狭い部屋を広く見せる色の効果なども、インテリアの分野では有意義な色の効果なのかもしれません。「赤」が好きな人に、上手な「赤」の取り入れ方をアドバイスするのは、きっとその人にとってとてもいい情報になります。なによりその人自身が、好きな色をステキに、効果的に使えることができるからです。
以前にもお伝えしましたが、私の好きな色は緑で、中でも明るい黄緑系の色を気に入っています。しかし残念ながら、黄緑は私にとって似合う色ではありません。ですから最近では小物に黄緑を取り入れるようにしています。先日気がついたら、黄緑の文房具セットが揃っていました。ここまでくると、少しやりすぎなのかもしれませんね。

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