前号にて、これからのインテリア専門店の方向性として2.6~3.4次産業を目指すべきと提言したが、これをもう少し掘り下げて考えてみたい。
2.6~3.4次産業とは、オリジナル商品の開発など二次産業的な要素を加えつつ、四次産業となるIT・デジタルを活用したビジネスモデルを組み立てるというものだ。
二次産業的といっても、それほど難しく考える必要もない。例えば、カーテンの場合、メーカーと共同開発したオリジナル生地やヨーロッパなど海外からの直輸入カーテンといったことが思い浮かぶが、バランスなどのデザインカーテン、あるいは切り返し、異なる生地の組み合わせといったスタイル提案でも、メーカー縫製が主体の大型店、量販店などにはできないオリジナルカーテンとなる。壁紙でもデジタルプリント活用で比較的簡単にオリジナルデザイン壁紙がつくれる。こうした提案を積み重ねることによって、他にはない三次産業になるわけだ。
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