「Drapeable series」自然なドレープが魅力
一方の「Drapeable series」は、アクリル系で難燃性のある「モダクリル」という紡績糸を素材とした、非常に風合いの良いナチュラルなカーテンシリーズです。
現在、オーダーカーテンはポリエステルが圧倒的シェアを占めています。ポリエステルは染色、防炎など加工性に優れた素晴らしい素材ですが、やや固いためカーテンに仕立てると広がってしまう難点があります。それを抑えるために形状記憶加工や形態安定加工を施すのですが、やはりカーテンらしい自然なドレープ性の再現は難しくなります。
その点「モダクリル」は自然なドレープを楽しめますが、反面で加工が難しいため今ではカーテンとしてほとんど使われなくなっていました。そこで当社では、さまざまな問題を解決しながら商品開発を行い、昨年発行の「U-Life」よりラインナップに加えました。今回「mode S VOL.10」に収録するにあたっては、さらに深く「モダクリル」の良さを引き出すため、組織や密度のバランスを追求することで、形状記憶加工にはない非常にやわらかなドレープ性を実現しました。ぜひ実物を触って体感していただきたいと思います。
この他にも遮光カーテンについては、淡色遮光1級カーテンを追加するなどカラーバリエーションを強化、デザインシアーもカラーボイルの他、「モダクリル」を採用したものなどテクスチャーに凝ったシアーを多数開発しています。
「JAPANTEX 2022」では「Dynamic series」「Drapeable series」をはじめ、「mode S VOL.10」をメインに展示します。ぜひ会場で実物をご覧いただきたいと思います。
「Drapeable series」
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