一時期のようなブームではないが、○○屋敷のように、家中に溢れかえるモノを断捨離して、家も心もスッキリ……といった趣旨のテレビ番組が定番化している。結果が見えるから、制作側にはやりやすい企画なのかもしれないが、捨てることが目的化して、綺麗になった住まいの中で、心機一転どう暮らしていきたいか、また空間をどう維持していくか、サッパリ見えない。部屋を占拠していたモノがなくなった空間は、寒々しくて、逆に暮らしにくくないのかと心配になる。
整理収納とインテリアづくりと、住空間を美しく整えることでは共通しているが、二つの仕事の役割は必ずしも繋がっていないのかもしれない。捨てることが片付けのゴールではなく、インテリア空間づくりと、そこで営まれるライフスタイルを実現するための目的とすることがなぜ出来ないのだろうか?
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