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2022年3月28日
【プロダクトナウ】「RB COLLECTION vol.1」サンゲツ
1冊でメカ商品を網羅するオールインワン型見本帳
「標準仕様」「価格ランク」を設定し選びやすさを追求


バーチカルブラインドとロールスクリーンの組み合わせ

 (株)サンゲツ(安田正介社長)は、6種のメカタイプの窓回り商品(ロールスクリーン、調光ロールスクリーン、バーチカルブラインド、ウッドブラインド、プリーツスクリーン、経木すだれ)を集約したオールインワン型見本帳「RB COLLECTION vol.1」を、今年1月27日に発行した。

 前作「サンウィンク」を6年ぶりに改訂、名称も一新し生まれ変わった同見本帳について、同社インテリア事業本部ファブリック事業部 商品開発課の森田一樹氏、吉田かおり氏に話を伺った。


「窓回りセレクトガイド」での提案事例

 吉田
 当社ではメカタイプの窓回り商品に特化した見本帳を、トータルインテリアを実現するために約30年にわたって展開してきました。前作「サンウィンク」も発行から約6年が経過していますが、残念ながら市場に浸透しているとは言い難い状況です。もちろん、メカ市場での当社のシェアがまだまだ低いということもありますが、見本帳としてもわかりにくい、さまざまに混在するタイプのメカをわかりやすく伝えることができていないことも原因の一つだと考えています。

 そこで今回は、分かりやすく選びやすい内容に一新し、名称も変更して再構築しました。とにかく分かりやすさを追求したのが、「RB COLLECTION」の特徴であり開発コンセプトです。

 森田
 分かりやすさの追求の1つとして、今回からすべてのメカ商品に「標準仕様」を設定しました。
 メカ商品の場合、同スタイルの中でもメカの種類や操作方法など何を選択するかで、同じ生地を選んでも価格は複雑に変化します。それが選びにくさの原因の1つになっていますが、今回から市場でもっとも使われている仕様を検証し、例えばロールスクリーンではチェーン式、バーチカルブラインドならコード&バトン式といった形でサンゲツおすすめの「標準仕様」を設定し、生地を選ぶだけである程度完結するようにしました。もちろん、それ以外の仕様にも対応は可能ですが、「標準仕様」を設けることでかなり選びやすさが向上すると思っています。

 価格については、この「標準仕様」をベースに、製作サイズ200×200センチの場合の価格を、メカの種類に関わらず7ランク(A~G)に統一しました。これも選びやすさ追求の1つで、例えばロールスクリーンのCランクとバーチカルブラインドのCランクはほぼ同一価格となるため、生地を選んだあとに機種を変更した場合でも、価格の変化を気にする必要がなくなります。

 この他、別冊の価格表では操作方式ごとにマトリックス表示を行いました。ロールスクリーンの場合、チェーン式とプルコード式では対応できるサイズが異なります。これまでは1つの価格表を掲載し対応サイズを注意書きで入れていましたが、分かりにくいというご指摘を多数いただいていました。その解消のため、それぞれの操作方式で価格表を掲載しました。


価格を7ランクに統一



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