実際にシミュレーションしてみたのが下の写真である。今回は著作権フリーのイラストを「TOLI Ai Simulator Image Fit」で読み込み、3種類の床材でシミュレーションしてみたが、ただ製品を選択しただけで、AIが床面を自動で認識し、ソファーやラグ、観葉植物などをしっかり避けて合成しているのが分かる。
縮尺や角度もぴったり合っているのはもちろん、よく見ていただきたいが、窓から差し込む光にも対応し陰影も表現されている。ソファーの下には影もできている。縮尺も計算され、陰影も表現できていることで、非常にリアルなイメージ画像に仕上がっている。
貼り方についても、数十種類のパターンを用意し瞬時に変更ができる他、あらかじめおすすめのフロアデザインも100種類以上用意されている。オリジナルの空間画像であっても、多彩な貼り方やフロアデザインにバランスよく対応できるのもAIならではの技術なのである。
製品選択も非常に簡単で、カテゴリー、製品名、カラー、価格、サイズ、機能などから検索できるようになっている。現在、タイルカーペット、ロールカーペット、ファブリックフロア、ビニル床タイル、ビニル床シート、ファブテックなど同社の全床材製品(一部特殊品除く)に対応、壁紙も一部対応しており、順次製品を登録中という。
事前登録なしにすぐ利用できるという手軽さもあり、サービス開始以降から利用者は急速に拡大、設計士やインテリアコーディネーターのようなプロユーザーだけでなく、リフォームを検討するエンドユーザーの利用も増加しているとのことだ。
「とても大きな反響をいただいています。今後もバージョンアップをしていき、さまざまな機能を付加しながら、お客様の利便性をさらに高めていきたいと考えています」(広報担当者)
顧客への提案に、うまく活用していきたいツールである。
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