
インテリア専門店の事業承継は親子間で行うケースが多いが、血の繋がる親子ならではの難しさもある。長年手掛けてきた事業だからこそこだわりも強く、その域に達しきれない子世代になかなか引き継げない。一方で、引き継ぐ側も経験を積むほどに自分のやり方を確立していくが、先代が元気なうちはそれを押し出せない。そんな意識の食い違いから事業承継が先延ばしになるケースも多い。
こうした親子間の事業承継を、分社化による独立によって実現したのが広島県広島市のヴィードパレット(株)(江川秀貴社長)だ。
「父が何十年もかけて到達した事業を今の自分がそのまま引き継ぐのは難しいと思っていました。また私にも目指す方向性があり、意見が食い違うこともありました。そこで会社の一部を分離して、事業を引き継ぐことになりました」と語るのはヴィード(株)から独立し、今年2月にヴィードパレット(株)を設立した江川秀貴社長である。
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