「これからの新しい暮らし ECO × おうち × エシカル」
日本フリーランスインテリアコーディネーター協会(JAFICA)うちエコ研究会は、ウィズ・コロナ時代においてエコやSDGsを考えたインテリア空間を提案する展示イベント「これからの新しい暮らし ECO × おうち × エシカル」を、12月5日(土)〜2021年1月11日(月)の期間、東京・有明の「small worlds tokyo」3階にて開催中である。
バイオフィリックデザイン
テレワーク提案
アウトドアリビング
SDGsやエシカルは世界的テーマになっているが、日本ではこうした考え方のもとにつくられたインテリア製品は少なく、住空間への取り入れ方も未知数の状態にある。今回の展示イベント「これからの新しい暮らし」は、長年エコに取り組んできたJAFICAうちエコ研究会が、SDGsやエシカルを考えるきっかけとして、またコロナ禍で増える家時間を快適に過ごすための提案として行ったもの。
その「これからの新しい暮らし」の空間提案は、アウトドアリビングを中心に室外と室内の仕切りをなくすなど、グリーンが多用されているのが特徴である。これはグリーンを取り入れることにより和やかな気持ちになるという「バイオフィリックデザイン」をベースにしたもので、これまでオフィス空間に提案されることが多かった「バイオフィリックデザイン」を家庭内に取り入れた形である。
また展示に使われている家具やカーテン、小物類、グリーンは、ほとんどが協賛企業各社((株)遠藤照明・大利木材(株)・(株)タカショー・東亜コルク(株)・(株)トミタ・ノーマンジャパン(株)・(株)ポピー・Y KKAP(株))から提供されたリユース品で、展示終了後も廃棄することなくさまざまな用途に活用するなど、展示自体もしっかりとエシカルを取り入れている。ちなみにリユース品を活用しているため、統一感のあるコーディネートは非常に難しいところだが、実力派ICならではのスキルで見事に調和のとれた空間に仕上がっている点も注目である。
この他、展示協力をしたIDMエシカルなインテリア研究会によるパネル展示も行われている。
なお会期終了翌日の1月12日(火)には、インテリア産業協会主催の委託事業として、「これからの新しい暮らし」を解説するオンラインセミナーも開催予定となっている。
IDMエシカルなインテリア研究会によるパネル展示
|
|
「第43回 JAPANTEX 2024」見どころ情報