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2021年9月3日
YKKAP 課題を解決に向けた「真鶴の家」プロジェクトのモデル公開


「真鶴の家」プロジェクト

 YKKAP(株)は、ワールドハウジングクラブ、およびLIVING TECH協会と共働し、建設業界と生活者のさまざまな課題を解決する「真鶴の家」プロジェクトの実棟モデル(神奈川県足柄下郡真鶴町)を9月2日(木)に公開した。

 「真鶴の家」プロジェクトは、各分野で専門的な知見を持つパートナーとともに理想の住宅を体現するコンセプトモデルづくりとして2020年にスタートし、建設業界や生活者の課題を解決する手法やプランを検討してきた。

 建設業界では、 職人不足と高齢化が進む中、窓の高性能化にともなう重量化による施工者の負担が課題となっている。YKKAPでは、こうした課題を解決する工法や商品開発、人材育成に取り組んでおり、その1つとして、省施工や工期短縮に貢献するパネル住宅の普及促進に向けて、パネルに最適な窓の研究・開発を進めてきた。


「未来パネル」

 同プロジェクトでは、 YKKAPが開発したパネル専用窓(トリプルガラス樹脂窓)と面材、断熱材を1つにしたワールドハウジングクラブによる高断熱複合パネルユニット「未来パネル」を採用した。この2社の技術共働による「未来パネル」は、約1週間の工期短縮を実現するとともに、室内側からのパネル施工ができるため、従来のように重量化した窓を外部から取り付ける必要がなく、狭小地でも安全かつ容易な施工が可能となる。
 また、 パネル平面から出っ張りのない専用窓によりパネルの平積みを実現し、工場からのパネル搬入のコンパクト化や配送回数の削減を実現した。

 一方、生活者の課題として、コロナ禍におけるおうち時間の急増や在宅ワークの定着によるライフスタイル変化への対応がある。「真鶴の家」のモデルプランでは、より充実した「職住一体」のために在宅ワーク空間と住まい空間を明確に分けた間取りや、コロナ禍での「衛生強化」のための玄関スペースの洗面や非接触設備の導入、より一層ニーズの高まる「スマートホーム化」のためにLIVING TECH協会と連携し、デバイスや充電器を考慮した設計などのコンセプトを取り入れた。

 さらに実棟モデルが所在する神奈川県真鶴町は都心へ約90分でアクセス可能な距離で、 自然を感じるロケーションで住みながら働く「郊外居住」を体感することもできる。

 なお、「真鶴の家」実棟モデルは、購入希望者向けのモデルハウスとして活用されるだけでなく、 工務店やビルダーなどのプロユーザーの抱える課題解決に向けた提案の場として活用される。


「真鶴の家」内観

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