特集
2009年12月12日配信
2009年12月12日配信 | |||||||
クラウディア・ヘルケ女史 × アンネッタ・パルミサーノ女史 トレンドテーマ「リアルな」人々のための「リアルな」デザイン |
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--メッセフランクフルト | |||||||
――2010年のトレンドとは?
[パルミサーノ] 現在と同じく、サステイナビリティは大きなテーマであり続けるでしょう。サステイナビリティはトレンドではなく、むしろ新しい意識、価値観、全世界が抱える問題であり、何らかの形でメーカー、バイヤー、そして消費者が答えを見つけなければならないものです。もはや将来について考えることなく、目を閉じたままでいることはできないのです。 ――それらトレンドの背景にある社会情勢とは? [ヘルケ] 現代社会は、時として過剰です。つまりいろいろなものが多すぎるのです。似たような製品が増え、選択も気まぐれに左右されます。それに対する反動として、基本への集約と削減という要望や頑丈で質の高い製品を求める声が生まれてきます。消責者の多くが実感している先の見えない経済環境という理由もありますが、無駄や流行遅れはもはや受け入れがたくなっているのです。品質、価値の意識、妥当性、さらには手作業による生産などが重要視されるようになってきます。 ――質の高いデザインは価格も高いですが、価格とデザインは結びついているものでしょうか? [ヘルケ] 製品の価格と価値はまったく異なるものであり、同じと見なすことはできません。昨年来、多くの消費者がそのように考えるようになりました。感情へのアピール、個性、人々の製品に対する関連性といったものこそ真の価値を生み出すものです。 [パルミサーノ] 価値がある製品とは、自分のお気に入り、究極的には自ら手作りしたものです。かぎ針編みのバッグ、ひもを結んだキーホルダー、刺繍を施したテーブルクロスなど、ありきたりの日常品かも知れません。物を装飾すること、また自分で創り出すことは、自らを他から切り分け、個性を再発見する行為です。過去におけるグローバリゼーション進行の過程で埋もれていったものこそ、個性なのです。 ■アンビエンテ2010 開催直前特集 世界最大の消費財国際見本市「アンビエンテ」 2010年2月12日~16日に開催 トレンドテーマ 「リアルな」人々のための「リアルな」デザイン 注目の若手デザイナー ホラグチカヨさんが出展 インタビュー メサゴ・メッセフランクフルト(株) 取締役・梶原靖志氏 ■「ambiente2010」に関する問い合わせ メサゴ・メッセフランクフルト(株)インテリア関連見本市チーム TEL:03-3262-8456 「ambiente2010」のホームページ http://www.mesago-messefrankfurt.com/japanstyle/jp/visitor_info.php |
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