特集
2008年8月7日配信
2008年08月07日配信 | |||||||||
「テンデンス」レポート-5 新企画の「NEXT」に日吉屋と日恵装飾が出展 |
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-メッセフランクフルト | |||||||||
「テンデンス」の新しい主催者企画として登場したのが「NEXT」である。「NEXT」は若手デザイナーの登竜門的企画「talents(タレント)」の1つ上のカテゴリーとして企画されたもので、「次に来る」という注目のデザイナーや企業が出展対象となる。主催者側からの誘致による招待出展であり、よりステイタスの高いゾーンといえる。その「NEXT」には、世界各国から12社が参加、そのうちの2社が(株)日吉屋と日恵装飾(株)である。 日本企業でもっとも注目を集めた日吉屋
同社は、もともと江戸時代後期に創業した老舗の和傘製造メーカーであった。近年、和傘需要の落ち込みが続く中、33歳の社長兼職人である西掘耕太郎氏が照明デザイナーとコラボレーションして製品化したのがこのランプシェードである。和傘の技術を活かして傘のように折り畳むことが出来るのが特徴で、季節ごとの掛け替えも提案する。 ちなみに、基本的なデザインは照明デザイナーが担当したが和傘の技術を取り入れるべく、西堀社長からも多くの提案をした。例えば、竹の骨組みは当初のデザインでは照明の上側に来る予定だったが、竹の骨組みがデザインとしても良いということで下側に持ってくることを提案したのは西堀社長である。またデザイナーがまったく想定していなかったランプシェードを畳むという発想も、提案したのは西堀社長である。 同社ブースは、プレスツアーの周回先に選ばれるなど主催者側からも高く評価され、日本から持参した契約書がなくなるほどの反響があったという。現在、メゾン・エ・オブジェからも出展誘致を受けている。 日恵装飾(株)は「DAN」を展開
「DAN」は、デザイナーの南村弾氏によって2006年にスタートしたブランドで、インテリアライフスタイルの企画「neON」へ参加したのがきっかけである。 コンセプトは日本人の目を通して世界の文化を表現すること。日本人のフィルターを通してその国の文化を見ることで、そこに日本的な要素が融合されて斬新なデザインが生まれる。現在インド文化に傾注する南村氏はインドからインスピレーションを受けたデザインを多数展開する。独特の色使いが特徴だ。 ちなみに、南村氏は来年1月開催の「ハイムテキスタイル」にて、日本人としてはじめてトレンドセッターとして参加が決まったことでも話題となっている。 ■「テンデンス」レポート トレンド重視のアイテムで華やかに開催された5.1ホール キッチン、テーブルウェア関連が集結する4.0ホール クリスマス関連製品などさまざまなギフトが満載の3.0、3.1ホール 日本らしさを訴求し存在感見せる日本企業 新企画の「NEXT」に日吉屋と日恵装飾が出展 「デコレートライフ」のホームページ http://www.mesago-messefrankfurt.com/OG/banner.html |
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