
一級建築士・インテリアコーディネーターで、(一社)空間デザイン心理学協会代表の高原美由紀氏は、2冊目の著書となる『できる人は25分で「場所」を変える』(青春出版社)より1月7日(水)に発刊する。
インテリア提案や営業の現場で、なぜかうまくいくときと、そうでないときがある。その差は、「能力」や「努力」だけでなく、どこで話すかにも大きく左右される。例えば、同じ説明をしても、場所が違うだけでお客様の反応が変わる。入った瞬間に安心する空間と、なんとなく落ち着かない空間がある。座る位置ひとつで、話が深まることも、表面的で終わることもある。こうした「空間が人に与える影響」を知っていれば、クライアントへの提案を、感覚ではなく理由をもって話せるようになる。
同書は、商談、打ち合わせ、会議、作業スペースなど、仕事のさまざまな場面で使える「場所の工夫」をまとめた一冊となっている。新書判。価格は1298円。


仕事の成果を左右するのは、やる気ではなく環境の力だった
●第一印象は「最初の8 秒」で決まる
・「入りたい」「入りにくい」を分ける入り口の見せ方
・入ってすぐ商品説明を始めない方がいい理由
・商品説明の前に、相手が「聞く準備」ができる空間
●座る席で、話の進み方が変わる
・通された席で、無意識に心が開いたり閉ざしたりする
・発言が生まれる席配置、生まれない席配置
・リーダーの座る位置で会話の流れが変わる
●デスクの向きで、集中力が変わる
・見えるものによって変わる思考の質
・25 分で場所を変え、脳を切り替える方法
・今日からできる簡単な工夫
・集中力・創造力を高める空間
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