学芸出版社は、このほど「設計者とインテリアコーディネーターが知っておきたい『デザインキッチンの新しい選び方』」(本間美紀著)を発刊した。
近年のキッチンは、インテリアとの融合が進み、まさに住宅の中心的なアイテムとなっている。インテリアからキッチン選びを考えるユーザーも増えているが、その一方でプロである設計士やインテリアコーディネーターは、「システムキッチン」という昔ながらの括りで考えてしまうことが多く、ユーザーのニーズに十分に応えられていない。現在は家具系キッチン、住宅設備系キッチンに大きく分かれ、さらにそこからキッチン選びの入口はあらゆる方向に広がっている。それに対応して扉材、ワークトップ、シンク、ピルトイン機器、収納棚、照明なども多様化している。
著者の本田美紀氏は、国内、海外を合わせて約300件のキッチンを取材した日本随一のキッチンジャーナリスト。同書はそうした著者の豊富な経験を基に、「脱システムキッチン」という新しい時代のニーズに対応し、ワンランク上の提案ができるデザインキッチンの考え方を解説した必見の一冊となっている。さらに全国のメーカー&ショップリストも掲載している。
A5判、160ページ。定価2400円(消費税別)。
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