「茶屋ヶ坂プログレス」外観
(株)サンゲツは、不動産事業を展開する宝コミュニティサービス(株)(本社:愛知県名古屋市・吉村憲雄社長)と協業し、名古屋市千種区の旧社宅マンションを賃貸住宅「茶屋ヶ坂プログレス」としてフルリノベーション、6月20日に第2期工事が完了した。
同物件は、リフォームや買取再販といった住宅ストック事業の強化を図る宝コミュニティサービス(株)が買い取った築32年の社宅を、スペースクリエーション事業を強化するサンゲツグループが、外観・内装における設計から施工までプロデュースしたもの。
「茶屋ヶ坂プログレス」は、大空間を活かした空間づくりが特徴である。近年、新築マンションは価格高騰の影響で専有面積が狭くなっているが、「茶屋ヶ坂プログレス」では1室80平米超(3LDK)という大空間を活かしてアイランドキッチンを標準採用するなど、充実した住宅設備を整えた。また全住戸がペット飼育可で、壁面には、引っかきキズに強い壁紙を採用、さらに一部の住戸には玄関脇の土間に、収納や足洗い洗面を設置している。
また内装材には、アクセントクロスやフロアタイルを使用、ナチュラル・モダン・フレンチ・シックといった4パターンから好みのインテリアを選ぶことも可能となっている(空室状況などによる)。この他、敷地内の植栽エリアには、ポリエステル繊維をリサイクルして生まれた土「TUTTI(R)」を採用した。今回採用した「TUTTI」は、本来廃棄されるサンゲツのカーテン生地を回収・アップサイクルしたオリジナル版となっている。
大空間をいかした空間づくり
ペットと一緒に暮らせる快適な空間
選べる内装パターン
環境にやさしいアイテムの活用
■「茶屋ヶ坂プログレス」概要
所在地:愛知県名古屋市千種区汁谷町
事業主:宝交通株式会社・宝コミュニティサービス株式会社
設計・施工:株式会社サンゲツ(建物内空間)/株式会社サングリーン(外構・植栽)/フェアトーン株式会社(施工)
構造・規模:RC 造、地上5階建て
総戸数:35戸
間取り:2LDK(64平方メートル )~3LDK(82.32平方メートル )
既存建物竣工:1992年
改修建物竣工:2024年3月(第1期工事)/2024年6月(第2期工事)
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