入居者の共用スペース
周辺環境とのつながり重視
(株)リビタ(長谷川和憲社長)と日鉄興和不動産(株)(三輪正浩社長)は、住まいから街へ「染み出す暮らし」をコンセプトとした単身者向け賃貸住宅『Well-Blend 十条』(物件名:リビオメゾン十条、全133戸)を開業し、3月16日より入居開始した。
両社は2022年9月に『Well-Blend 阿佐ヶ谷』、2023年3月に『Well-Blend 蒲田』『Well-Blend 板橋大山』を開業しており、この『Well-Blend 十条』は4物件目となる。
共用キッチン
リビタが提案する『Well-Blend』シリーズでは、水回り付きの居住スペースに加え、ワークスペース、キッチン、カフェなど日々の暮らしを充実させる様々な機能を兼ね備えた賃貸住宅。住まいのなかに地域住民の方など入居者以外の人も使えるセミパブリックな場を設けて、違う属性の人が同じ空間のなかで「混ざる」ことにより、ゆるやかなつながりと適度な距離感がもてる暮らしを提供することを目指している。
『Well-Blend 十条』の特徴は、まずTRAVELING ELEPHANT(株)が運営する、地域住民も使えるカフェ『Persons Coffeehouse』を1階にオープンし、「当たり前の良さを提供する」 をコンセプトに、「喫茶店」の定番メニューを踏襲しながらも、素材や調理方法にこだわったサンドウィッチやスパゲッティや、現代人の生活に欠かせない要素であるスペシャリティコーヒーの豆を使用した珈琲を提供予定。
また空間設計では、住まいから街へと染み出す仕掛けとして、屋内と屋外・プライベートとパブリックをゆるやかに繋ぎ、空間の中で濃淡を持たせる工夫を施している。屋外に面するコモンスペースとカフェには、外構に使用したブロックと同じような色味や質感を持つタイルを採用しています。仕上げ材や植栽など、屋外の要素を屋内に引き込むことで、屋内外のゆるやかな繋がりを表現。入居者が寛ぐコモンスペースと地域住民の方も訪れるカフェを分節する仕切りには、fabricscape 監修・製作のファブリックを使用し、重なる層が人や物との距離感をあやふやにすることで、人が集う場所の中であってもそれぞれが心地よく過ごせる空間としている。
さらに、(株)アクタスが展開するミレニアル世代に向けたインテリアブランド『good eighty%』の家具で世界観を演出したモデルルームを開設している。同ブランドのコンセプトでもある、「コンパクトな一人暮らしでも個性や創造性を反映させた自由な暮らし方」が出来ることを、モデルルームを通じて体感し、入居者が個室の楽しみ方を考えるきっかけになればとのことで、入居者特典としてACTUS直営店舗での商品優待割引も用意されている。
アクタスとコラボしたモデルルーム
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